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  各論
§15  建設技術
I  技術革新の潮流と建設
1.  活発化する建設活動

ここ数年来の驚異的な経済成長によつて,建設界はいまやブームといつてよいほどの活況を呈するに至つている。

東京湾をはじめとする大工業地帯の造成工事,大規模な火力発電所の建設,新東海道幹線の着工や名神高速道路の建設等々,われわれの附近を見回しても枚挙にいとまがない。

この最近における建設活動の活発化は,公共投資によるもの以上に,民間投資に起因する伸びがいちじるしい点に特徴がある。 表15-1 をみると,民間とくに鉱工業部門の非住宅建築工事ののびが顕著である。

それは,第1に,鉄鋼業,石油化学工業,石油精製業等の基幹産業が,大規模な新規計画へ移行する時期にあり,工場の新設,コンビナートの形成,工業地帯の形成へと大きく動きつつあること,第2に,企業内部の生産設備とは別に,土地造成,道路,工業用給排水工事などのいわゆる産業関連施設の整備が行なわれたこと。第3に,新製品の技術開発のための先行投資が行なわれたこと等があげられる。

また一方,公共事業を中心とする公共投資の動きも,ここ数年来活発であるが,従来の国土保全的な色彩が弱まり,産業基盤および生活環境施設の整備へと重点が移行しつつあることは 表15-2 をみても明らかである。


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