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  各論
§12  化学工業
III  主要製品分野における動向
6.  タール製品および染料

タール工業は石油芳香族の出現にともない合理化が一層要求されている。これを要約すれば設備の連続化による歩留,原単位の向上,品質の向上になる。このため各種成分の連続蒸溜設備,加圧水添,抽出蒸溜設備等の技術改善が行なわれ,品質的には,最高水準のものがえられるようになつた。しかし問題は国際的にみて規模が過小なことであり,集中処理等によつて合理化をさらに進める必要がある。

染料については最近の伸びの大きいのはスレン・ラピツド,合成繊維用,ケイ光増白染料等で硫化および媒染染料は伸び率が小さい。また直接,酸性,塩基性染料においても,それぞれ耐光性高級染料,含金属錯塩型染料,カチオン染料等が伸びている。一般的にはわが国の染料工業は高級染料へと向う傾向にはあるが,技術の後進性,過少生産の傾向はなお改められていないので抜本的な対策を講ずる必要がある。


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