ここからサイトの主なメニューです
前(節)へ  次(節)へ
  各論
§12  化学工業
III  主要製品分野における動向
1.  化学肥料およびカーバイド

アンモニア系肥料では,アンモニアのガス源転換とこれにともなうアンモニアおよび尿素合成までの工程にかなりの技術導入が行なわれたが,一方循環式尿素製造法,塩安法ソーダ製造法における国産技術の開発にみられるように,技術的には国際に開発に見られるように,技術的には国際水準に達している。

現在国際競争上問題となるコスト差は,ガス源と多角化に集約され,コークス炉ガス等の原料源や,尿素,塩安から各種アンモニア誘導製品へそれぞれの生産体系において如何に結合されるかにかかつている。

カーバイドについては,大型密閉式回転炉が導入される一方,開放炉においても大型化,力率,電極,操業設備の改善が行なわれ,またカーバイドからのアセチレンの製造についても乾式発生製置の開発が行なわれる等,合理化が著るしく進められたが,石油系原料の進出もあり,技術的には飽和点に近ずいている。

石灰窒素もコストの過半がカーバイドで占められているので,コストの切下げ等生産面での合理化は多くを期待できない。

なお,アンモニアは尿素,アクリロニトリル,カーバイドは塩化ビニル,石灰窒素はメラミン樹脂への利用が増加し,肥料工業から総合有機化学工業への脱皮が目立つている。


前(節)へ  次(節)へ

ページの先頭へ   文部科学省ホームページのトップへ