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  各論
§11  鉄鋼
IV  研究成果としての新製品
2.  厚板関係



(1) 高張力鋼板

高張力鋼板とは抗張力50〜60kg/mm2以上降伏点が大で溶接性を有し衝撃値の優れたものをいう。在来わが国ではSi-Mn系のものを主として製造してきたが,これは抗張力が50kg/mm2程度であつた。最近では各社ともSi-Mn系以外に合金系の高張力鋼の製造に努力し,アメリカのUSスチールのT1鋼と同等の80kg/mm2をこえる高張力鋼の製造に成功している。
(2) クラツド鋼板

クラツド鋼板とは種の鋼2〜3種を重ね合わせて圧着させ優れた性能を発揮させるもので,目下生産が多いのはステンレス・クラツドと高炭素鋼クラツドである。クラツド鋼板の組合比率は厚みでクラツド材が10〜20%が普通で,成品としては厚さ1〜2mmより100mm以上の厚物まである。

原子力用としてとくに厚物も要求されるようになつた。ステンレスクラツドの用途は,化学装置,食品加工機械,電気機械,船舶,原子炉材料など,高炭素鋼クラツドの用途は,農業機械,農刃物,鋸,その他工具類などである。
(3) スパイラル溶接大径管

ストリツプ・コイルを使用してこれをスパイラルに巻いて溶接し,大径の鋼管を製造する方法で,ストリツプ巾に制限されず材料取りが簡単で口径の変更が容易であり,製造費が安く,また製品は強度が大きい。


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