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  各論
§10  機械工業
III  主要機種別の状況
4.  化学機械

わが国の化学機械工業は,機械工業のなかでも,欧米先進国にくらべてとくに遅れていたものの一つで,輸入量も多く,その技術も導入されたものが多い。また,化学工業会社自らが導入した化学装置の技術だけでも,昭和34年度まで200件に達しているので,いかにその技術が外国に依存しているかがわかる。主なものは石油精製・石油化学・硫酸製造・アンモニア合成・アルコール合成などの各種の装置および,タンク・加熱炉・瀘過機(遠心分離機を含む)高圧反応塔などがあり,その他セメント製造機械,プラスチツクスマシン,紙パルプ機械,水処理機械である。最近ではこれらの技術が十分消化され,化学機械は次第に国産化されつつあるが初期の石油精製・石油化学のプラントに莫大な金額に達する輸入が行なわれたのに比べると,著しい進歩である。化学プラント建設には,化学機械単体を製造する技術のみならず,プロセスより詳細計画,調達,建設,運転までを一貫した思想の下でプラントを建設するプロジエクト・エンジニヤリングを必要とするが,この部門にかなりの遅れがあつた( 総論1部参照 )。


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