ここからサイトの主なメニューです
前(節)へ  次(節)へ
  各論
§6  林業
II  技術の現状と進歩の方向
1.  航空写真による資源調査

森林経営を合理化するためにも,国として適切な林業政策を策定するためにも,森林資源の的確な把握がまず第一に必要である。森林は広大な地域に拡がつており,地形条件も複雑な様相を呈しているので,従来の方法では長年月を要し,多大の困難をともなつて,しかも正確を期し難かつた。

この厚い壁をうち破るものは,航空写真を利用する測量,測樹法と近代統計学の組合せを内容とした新しい技術である。この技術は,最近における航空写真撮影装置や感光材料のめざましい発達,航空写真図化理論の発展,精密図化装置の完成,写真判読,写真材積表に関する研究等に負うところが大きい。

そして,航空写真による調査の精度が向上して次第に地上調査の割合が減少している。昭和32年以降森林調査のために撮影された面積は,昭和36年度末で490万haを越え,37年度以降7年間で900万ha(区域面積では1,800万ha)を撮影する計画が進められている。なお,樹種判定,写真材積表については,その精度の向上のためさらに研究の推進が望まれている。


前(節)へ  次(節)へ

ページの先頭へ   文部科学省ホームページのトップへ