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第III部  現代社会における科学技術の役割
第1章  国民生活
I  科学技術の進歩と国民生活

最近数年間,わが国経済はめざましい発展を遂げ,国民所得はいちじるしい向上を示した。この経済成長に大きな貢献をした科学技術は生産性の向上を通じて勤労者の賃金水準を上昇させるとともに,テレビ,トランジスタラジオ等の耐久消費財をはじめ,各種の合成繊維および合成樹脂製品などの新製品を生み,大量生産によつて,その価格を下げて購買力を増加させ,電化製品の普及を中心とした消費構造の変化をもたらし,国民生活の面において生活革新といわれるような大きな変革を進行させている。

この変革は,まず消費水準と消費パターンの変化にその概略を見ることができる。すなわち,消費水準は,昭和30年を基準とすれば,5年間に都市で約30%,農村で19%,総合で25%の増加を示しており,また消費支出構成比については住居費,被服費,雑費等は平均上昇水準を上廻り,光熱費,食料費などはそれを下回つており,生活水準の向上を示している。


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