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  総論
第I部  わが国における科学技術の一般動向
第1章  科学と技術の結び付きの強化

昭和33年の「科学技術白書」では,現代の科学技術に見られる共通的な傾向として,科学と技術の結び付きの強化を第1に挙げ,同時にわが国では学問と生産現場が遊離し,その間を結ぶ,応用,開発,実用化への発展が円滑を欠くことを指摘した。

今日科学と技術との結び付きが世界的にみてますます強化されていることは誰しも認めるところであるが,わが国においても最近数年の高度の経済発展に伴つて,第1に,輸入した技術が養分となつて,独自に技術的発展を達成したものが出はじめたこと,第2に新しく技術を導入する場合も,かなりの独自の技術開発力をもつていなければ競争に勝てなくなつたことなどから,特に大企業が独自に基礎研究から科学技術開発を進める力を持ち,意識的に科学と技術の結び付けを実現することに着手しはじめたことなど,かなり新しい動きがみられるようになつた。

そこで科学と技術の結び付きをただ一般的傾向として指摘することから一歩進んで,その具体的関連を明らかにすることが必要になつて来ていると考えられる。


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