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第3部   部門別に見た技術の動向
第12章  医療衛生部門
3  医療技術(医術)

現代世界医術は,古くから発達しきたった固有の医学に,近年において非常な進歩をとげた物理,化学,工学,生物学等の成果を吸収して,まったくその面目を一新した。わが国の医術もこの線に沿って発達し,その技術は世界水準に達しているといえよう。

一般に医療効果を示す指標として用いられる致死率 *(1) を例示的に結核と赤痢についてみれば,

(イ)昭和22年全結核致死率46%は,同29年には11%に,(ロ)昭和22年赤痢致死率24%は,同29年には10%にそれぞれ低下の傾向をみせている。

-この医術の向上は,国民の健康管理推進(集団検診,医療面の社会保障など)のための原動力となっているのである。

しかし,なお未開拓の分野が相当に残されているので,大学 *(2) および国公立病院等における研究は,一刻の遅滞も許されないのが現状である。


*(1)患者100人に対し何人死亡したかを示す率


*(2)医学部,歯学部,薬学部を設置する大学,附属病院,附置研究所の総称。この章において以下同じ。


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