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第3部   部門別に見た技術の動向
第11章  通信
6  今後の課題

戦後わが国の通信技術は多くの外国の新しい技術の導入によって立直り,発展してきた。しかし,わが国の通信にとっては技術提携によって生産される輸入技術だけでは解決しない多くの問題,たとえば,より経済的に拡充してゆくための技術として経済的資源的に余裕のあるアメリカ方式がそのま通用しないことなど,当面する技術上の諸問題解決のために国産新技術の出現が是非とも必要となる。このことは輸出面における国際競争力の点からも要望される。

目下のところ世界の通信技術は転換期にきており,わが国の技術的課題は各国でも未解決なものが多く,たとえば,ラジオ,通信機器,電子交換機などの小型化,経済化に利用されているトランジスタの性能の向上と,さらに広い応用面の開拓,電子交換方式の採用,ミリ波から光周波にいたる未開拓周波数帯の利用,など今後開発すべき技術においては,各国とも大きな技術水準の差異が認められない状況にあり,今後の開発努力が勝敗を決定することになろう。

第7章でものべたように電子技術の振興策いかんは,わが国通信技術の将来をも決定するものと考えられる。


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