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第3部   部門別に見た技術の動向
第11章  通信
5  通信の国際性と技術

国際通信はその性格上相手国との技術的な協力によって進められねばならない。また技術上の国際規準を守ってゆけるだけの進歩がなければならない。通信の発展は次第にその国際性を増し,国内通信の場合にも同様なことが要求されるようになる。

さらに電気通信機械工業は電子工業の一環であり今後のわが国の輸出産業として重要な役割をもつが,その相手国ではいずれも国際規格の通信設備が要求されているため,国内用通信機器の国際規格化が重要な課題となっている。電々公社は長年の懸案であった伝送機器の国際規格化を実施し,国際電話諮門委員会(CCIF)の勧告に準拠した新しい規格に切替えつつあり,輸出面でも非常に有利となった。

国際通信業務における短波の不足のため,新しい国際通信技術の出現が望まれているが,欧米問ですでに中継器封入海底同軸ケーブル方式が開通のはこびになっており,散乱波利用による超短波,マイクロ波の国際長距離通信への導入など,新しい国際通信網構成計画に対して,国際競争が活発化し,各国とも技術の研究がさかんになっている。この情勢に対処してわが国もこれら新しい技術による通信網構成計画へ乗り出す必要が認められ,とくに今後密接な関係をもつアジア諸国との通信網による連携の必要性は現実の問題となっている。

すでに必要な研究が通研や国際電々で続けられているが,技術的な検討とともにはつきりした方針が打ち出される必要がある。


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