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第3部   部門別に見た技術の動向
第11章  通信
2  通信サービスの向上
(4)  線路技術の進歩

交換や伝送技術の発達ほどはなやかでなかった線路施設に関する技術も,絶縁や被覆材料としての合成樹脂の進歩による通信ケーブル構造の根本的な変革を中心として,今後大きく進展する傾向をみせている。従来の紙絶縁にかわるパルプやポリエチレンやPFF(発泡ポリエチレン)絶縁心線の登場,鉛被覆にかわるPVC(塩化ビニル)被覆ケーブルの出現は,通信ケーブルの安定化,経済化に寄与しつつあり,ますます複そうしつつある大都市の地下線路対策としては,細心多対ケーブルが採用されたが,さらに超細心多対化の必要に迫られている。超広帯域の市外伝送路として同軸ケーブルが採用されたが,さらに超広帯域化のためミリ波を伝送する導波管構造の線路が要求され,多くの基本的な研究課題をもっている。またすでに同軸ケーブル方式で実施されている通信ケーブルによる電力伝送方式は,将来通信施設をより経済的・能率的に運用するためにますます要望されるようになり,電力伝送機能をもった各種の通信ケーブルの実用化が要請されている。なおこの部門では,大都市のさくそうする地下施設を合理的なものにするたゆ,ガス,水道,電気,通信などの各事業の施設を同一洞道に収容するいわゆる共同孔形式を推進する必要がみとめられている。


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