ここからサイトの主なメニューです
前(節)へ  次(節)へ
第3部   部門別に見た技術の動向
第10章  運輸
2  鉄道輸送
(3)  将来の課題

欧米各国の鉄道は,航空機・自動車の近代輸送機関の圧迫をうけて,苦境におちいっている。しかし,わが国の鉄道は,地形・気象・人口の稠密度などから考えて将来も鉄道に対する依存度は高いと思わ抗る。したがって,今後総合技術によって運営されている鉄道の近代化を進めるためには,各分野のバランスのとれた進歩が必要となるので,総合的,長期的観点から技術的問題の解決を推進しなければならない。将来に備えて輸送方式改善策としてモノレール鉄道・懸垂電車の採用,ガスタービン機関車・原子力機関車に関する問題,交流電化の通勤または支線区への分野開拓のためのトルクコンバータの製作,変電所・交流電車用の金属整流器の実用化,東海道新幹線,青函海底トンネル,本土・淡路島・四国を結ぶ長大橋梁などの建設,あるいは,電子技術の応用分野として,操車場作業の自動化,列車の自動制御化,座席指定用のごとき特殊化された電子計算機の利用などに対する研究はさらに進められるべきであろう。


前(節)へ  次(節)へ

ページの先頭へ   文部科学省ホームページのトップへ