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第3部   部門別に見た技術の動向
第10章  運輸
1  交通機関のもつ特性

各種交通機関は,その生命ともいわれるべき安全性,その必要条件として,経済性・迅速性・正確性・快適性をもたなければならない。また,交通機関はそれぞれの特性に適した分野をもち長短相補いつつ発達しているが,その1例として,重量当り馬力と最高速度とを比較したのが 図3.39 である。

図3.39 各種輸送機関重量当り馬力と最高速度の比較

すなわち,比馬力(馬力/重量)の最小は商船であるが,55km/h(30knot)以上の高速になると抵抗が増大し,速度を増すために大なる馬力を必要としてくる。60〜170km/hの範囲では,自動車,鉄道がよく,200km/h以上になると飛行機の分野となる。

つぎに,最近における新技術のいちじるしい進歩と,国家経済の発展にともなう輸送量増大とあいまって,鉄道における線路・車両の増設・改良また電化・ディーゼル化,自動車・船舶・航空機の性能向上および道路・港湾・飛行場の整備,さらに電子技術の各分野への滲透などにみられる技術的問題は,前述の交通機関としての条件をさらに前進せしめつつ,早急に解決を要求される段階にたちいたっている。


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