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第3部   部門別に見た技術の動向
第6章  機械工業
5  わが国機械工業技術の振興
(1)  部品,プラント構成機器,材料など関連工業,部品工業技術の向上

これは主として生産体制の問題に帰することができよう。多くのものは生産分野を画定し,生産品種を整理し,専門生産体制を進めることによって,各企業とも1品種当りの市場を拡大し,生産数量を増加し得れば,それぞれの製品に対する設備の改善および技術の蓄積と進歩をはかることができる。このためには現状では多くの困難も予想されるが,前にも述べたように,機械工業の技術が一般に,より大量生産,より高能率,高精度へと急速に進歩するにつれ,完成機械ばもとよりプラント構成機器,部品,材料などに要求される技術も次第に高度化してきている動向にかんがみても,これに対応するため生産体制の合理化は至上の要請である。そして構成部品や材料にしても必要にして十分なだけの性能,品質のものを作る技術を,とくに中小企業において培うことが必要である。

材料の問題にしても,純技術的に材質が悪いとか,材質,寸法に均一性がない場合のほか,需要者,供給者間に使用個所,条件などに関する情報や意図がよく疎通せず,適材が適所に使われない場合,需要が量的にまとまらないため適当な材料がなかったり,材料メーカーが技術的には作れても採算上作らなかったりする場合も多く,需要者側の協同購入や,協同購入を前提とした研究によって解決しうるケースも多い。これは部品やプラント構成機器の一部についても,標準化の問題とともに改善,推進すべきことである。


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