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第3部   部門別に見た技術の動向
第6章  機械工業
1  戦後における世界機械工業のすう勢
(1)  機械工業の地位の高まり

こころみに,米国,英国,西独,日本などの主要工業国における,戦前を基準にした戦後の機械工業の地位の高まりを,いくつかの指標によってみてみよう。これらの国々においては鉱工業全般の生産増大もめざましいが,機械生産の増大はそれをはるかに上廻っている。すなわち,米国では戦前対比の鉱工業生産の増大倍数2.3に対し,機械工業生産のそれは3.6,英国では1.2に対し2.0,西独では1.7に対し2.5,ソ連では2.2に対し4.0,日本では1.7に対し2.6,とそれぞれ50〜80%方高くなっている。

また全製造工業生産中に占める機械工業生産のウエイトは 表3.15 にみられるとおり,日本を除く各国とも50%前後にわたって大巾に高まっている。

表3.15 全製造工業生産中に占める機械生産

機械工業はがんらい雇用吸収度の高い工業であるが,従業者数において,全製造業に占める機械工業のウエイトも戦後にかけて世界的に高まってきている。 表3.16 は戦前と戦後における全製造業従業者数に占める機械工業従業者数のウエイトの比較である。ここでも雇用吸収における機械工業の比重が大きくなってきている一面がわかる。

表3.16 全製造業従業者数に占める機械工業従業者数


付加価値率でみると機械工業の地位はさらに高い。先進諸国が重化学工業化をめざすのは,主としてこの分野の工業製品の付加価値率が高いからであるが, 表3.17 にみられるとおり,機械工業の付加価値率はとくに高い。

表3.17 主要3ヵ国における製造業の業種別附加価値率比較


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