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第3部   部門別に見た技術の動向
第4章  電力事業
6  送電設備
(2)  誘導障害

超高圧送電線は,すべて直接々地方式を採用している。直接々地方式においては,異常電圧が低いので,系統機器の絶縁階級を低下し,したがって建設費を低減できるが一面故障時の地絡電流が大きいため,近接する通信線に大なる誘導電圧を発生せしめ,人命や機器に損傷を与え通信障害をおこす欠点がある。

将来における電力系統の増強は,必然的に直接々地方式による超高圧送電方式に依存せざるを得ないので,誘導電圧に関する基礎的諸定数の制定,誘導電圧の生体に与える危険度,通信用保安器の検討などに重点をおいた電磁誘導に関する人工故障試験が行なわれている。

海外においても国際電話諮問委員会は,誘導電圧を高安定度電力線に対して,650Vまで許容すべきことを勧告しているが,わが国では300Vで抑えている現況である。

また,超高圧送電線には,コロナ雑音による電波障害の問題があり,その対策が検討されている。


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