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第3部   部門別に見た技術の動向
第4章  電力事業
5  特殊発電設備
(3)  ガスタービン発電

天然ガスを利用する2,000KWの豊富発電所が輸入機械によって昭和32年9月に建設された。これは電気事業用として最初のガスタービン発電設備である。

現在,重油を燃料とした数千KW程度のガスタービン発電が自家用発電として数ヵ所運転されているにすぎない。

ガスタービンは燃料を自由に送定しうるし,熱機関として効率も高いので,国内資源の開発利用という面からいえば,天然ガス,坑内ガス,低質炭,亜炭のガス化およびボタのガス化を燃料として使用する必要があろう。しかしながら,天然ガスは化学工業の原料として使用される傾向にあり,その他の未利用資源については,まだ実用の段階にいたっていない。将来エネルギ源を輸入重油に依存せざるをえない見通しのもとでは,重油をガスタービンの燃料として考えてもまた不自然ではないのではなかろうか。

ガスタービン発電は起動停止が迅速容易であり,運転維持費も少いので,今後耐熱材料の進歩にともない中小容量の実用化が期待される。


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