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第2部   科学技術発展の基盤
第6章  科学技術者の育成
2  世界のすう勢


戦後世界各国とも,Scientific and Techoological Manpower(科学技術人材)の問題を経済発展の不可欠の要素として真剣にとりあげており,その育成についての論議がきわめて活発になってきている。

この科学技術者育成の問題は,現在はもちろん,将来においても,原子力,オートメーション等の産業利用の進展にともなう関連部門の発展,さらに国際的競争の立場からの科学技術全般の高度化をもはからなければならないということによって,いっそう重視されることとなった。

一方,戦後いち早く大規模なしかも広い基底のうえに立った科学技術人材の計画養成に着手し,その成果が着々と実を結びつつあるソ連に対しての政治的軍事的な対抗意識が,自由主義国家における科学技術者育成の問題を,よりいっそう真剣に取組ましている。

英仏独伊等の西欧諸国および米国,カナダにおける科学技術者の不足状況をOEECの報告書でみると,

1) 戦時中の高等教育機関の縮少と,最近における経済活動,科学技術の進歩とによって,相当数の供給不足を呈している。
2) 供給不足によって,研究機関の活動に悪影きょうをおよぼしている。
3) 科学技術に関する教職員は不足しており,給与条件などの悪いために,

教職から産業界へ移動している傾向が見られる。

などの結論となっており,科学技術教育を振興するよう各国に注意を喚起している。

最近,教育世界会議においても,技術教育を重要テーマにとりあげる一万,全般的な教育のなかで技術教育をいかなるウエイトにおくかという関連が検討されている。

以下,ソ連,英国,米国の順でこれら科学技術者育成のすう勢をながめてみる。


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