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第2部   科学技術発展の基盤
第5章  標準化
4  標準化が直面する問題
(3)  標準化についての普及


標準化は,広い範囲で行われるほどその効果はあがってゆくものであることは当然なことであり,そのためには生産,使用消費および販売に関係する人々が標準化について十分に理解を持ち,お互いに協力して譲歩できるところは譲歩し,一たん定まった規格は十分そん重して,卒先採用する努力を払う必要がある。

とくに使用消費する者が一般大衆であるような製品については標準化の利点について広く啓発しなければその効果が上らない。

現在日本工業規格の普及,標準化の重要性の啓発は,政府,各都道府県,各種の団体が密接に連けいしながら新聞,ラジオ,テレビの利用,または講演会,展示会の開催などによって行っている。

また昭和28年3月の次官会議において,標準化事業の推進と物品調達の合理化とを目的として各省の物品調達の場合,日本工業規格を使用することと,日本工業規格表示商品の優先採用について申合せを行うと同時に,地方公共団体公共企業体に対しても協力を求めた。

さらに学校教育の面においても中等学校の教科書に標準化についての教材をとり入れるようになり,工業標準化の重要性について将来のわが国工業の発展のために徹底をはかろうとしている。

以上のようなあらゆる面に対しての普及を行っているにもかかわらず,その実効はまだ十分あがっておらず,今後相当の努力を続けてゆかねばならない。


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