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第2部   科学技術発展の基盤
第2章  外国技術導入
7  今後の問題点
(4)  受入れ態勢


受入れ側の一般的技術能力や,そのテーマに関する導入以前の研究の程度は導入契約の条件から企業化実施にいたるまで物をいう最も重要な前提となる。

命に述べたように,屈辱的条件と高い対価を余儀なくされる例が少くないが,その理由の大半は,このような受入態勢の不備にあることに留意しなければならない。

すなわち,慎重に研究を重ねてもなおかつおよばない点のみを導入の対象とするようにし,さらにできうれば,契約上研究の成果を無償で交換する対等の立場をとることが望ましい。欧米諸国では研究が他企業に対する自衛手段ともなっており,大企業間でも同じ水準に達したものが特許やノウハウを交換して長短相補い,たがいに世界を制する最高水準を確保している例が多く,わが国でもこのゆき方を見習う必要があろう。


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