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第2部   科学技術発展の基盤
第2章  外国技術導入
5  導入傾向
(6)  化学


化学工業技術は,戦後世界的に最もいちじるしい発展をとげた部門であり,各種の新製品新技術が続々と開発され,わが国の化学工業もこれらの外国技術をとり入れることにより発展をとげた。

戦後の新技術として塩化ビニール,尿素,メラミン,シリコン,ポリエチレン,合成ゴム等の合成樹脂の製造,カプロラクタム,テレフタル酸,アクリルニトリル等の合成繊維原料の製造,オレフィン系および芳香族系の石油化学等広範囲のものが導入された。これらは主に戦時中米国で発達したもので,国内に素地が乏しく,しかも国産化は外貨収支改善の上から緊急なものである。石油精製,タール精製関係も多く,このほか,界面活性剤,顔料や印刷インク,自動車タイヤ等のゴム製品,繊維板,セメント,硝子製品,耐火煉瓦等ほとんどすべての分野を網羅し,一般にノウハウと設備に関するものが多い。石油精製ではガソリンのオクタン価向上の傾向にそって,接触分解や接触改質等の新技術がめだっている。また,化学肥料関係でも戦前から確立されていた工業であるが,合理化の要請が強いため最新技術の導入を必要とした。


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