丹羽秀樹文部科学副大臣記者会見録(令和3年2月5日)

令和3年2月5日
教育、科学技術・学術、スポーツ、文化、その他

丹羽副大臣就任記者会見(令和3年2月5日)

令和3年2月5日(金曜日)に行われた、丹羽副大臣就任記者会見の映像です。

丹羽副大臣 就任記者会見録(令和3年2月5日)

令和3年2月5日丹羽副大臣就任記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

丹羽副大臣 就任会見テキスト版

副大臣)
 では改めまして、皆さまこんにちは。2月1日付で文部科学副大臣を拝命いたしました、衆議院議員の丹羽秀樹でございます。この度は、田野瀬前文部科学副大臣の行動においては、極めて軽率であり、多くの国民の皆様方の信頼を損ねたことに対しまして、改めてお詫びを申し上げます。申し訳ございませんでした。この度の副大臣としまして、教育・スポーツを担当することと相成りましたが、文部科学行政に対する信頼を取り戻すことができるよう、国民に寄り添いながら、しっかりと取り組んでいきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

記者)
 冒頭のご挨拶でもございましたが、今回、前副大臣の更迭という結果を受けての登板となりました。今回で、副大臣、3回目ということになると思いますが、改めて、意気込み・抱負など、また、重点的に取り組みたい課題、施策などありましたら教えていただけますか。

副大臣)
 もう一度言いますが、今回のこのですね、新型コロナウイルス感染症によってですね、多くの国民の皆さま方がご苦労されていらっしゃる中でですね、田野瀬前副大臣の行動につきましては極めて軽率であり、また、信頼を損なうものであったと重く受け止めております。この長引くコロナ禍において、学校の教育現場では、教師をはじめ子供たちも非常に苦労を強いられておりまして、そういったことを考えましても、教育行政のナンバー2である副大臣の行動に対して、一体どのようなことを多くの皆さま方が感じられたかってことを思うと大変申し訳なく、深くお詫び申し上げる思いであります。私自身がですね、今回3回目の文部科学副大臣ということでございますが、これは決して慣れではなくてですね、改めて、この重要な行政の分野に向かっていくという思いをいたしまして、副大臣としてですね、気を引き締めて職務に邁進していく所存でございます。特に、萩生田文部科学大臣の下で政務三役が一丸となってですね、様々な課題に取り組むと同時に、信頼回復に努めていきたいと考えております。

記者)
 今回の就任に当たりまして、総理ですとか萩生田大臣から何かかけられた言葉で、ご紹介可能な範囲で、もし何かありましたら。こんなふうにやってくれというようなことでかけられた言葉など、もしありましたらお聞かせいただければと思います。

副大臣)
 総理からも萩生田大臣からもですね、とにかく頑張ってくださいっていう言葉は頂戴しました。その頑張ってくださいの言葉の中を捉えますと、私自身が考えたことはですね、先ほども言いましたが、文部科学行政に対する信頼回復と、そして様々な法案とかございますが、それらの成案に向けた努力とですね、そして今このコロナ禍で苦労されてらっしゃいます子供たち、そして現場の教員の皆さん方の苦労をしっかりと理解して前へ進めていっていただきたい、そういった思いだと思っております。

記者)
 副大臣は、ご経歴を拝見しますと、中学校の教職の免許をお持ちだと伺っております。で、学校の先生、今ですね、なかなか大変な状況にありまして、今、研修をし直したり学び直しなど、質の確保とか大きな課題になっておりますけれども、学校の先生についてのメッセージとか職業意識とか、何かお考えのことがありましたらお聞かせください。

副大臣)
 先般のですね、教員のですね、募集の現状が出てですね、ちょっとびっくり、応募者数等倍率を見てびっくりしたのですけれども、教職についてですね、私自身学んだ内の一人として教師は子供たちに対しての人生を変える非常に大事な役割でございますので、そういったことをですね、捉えながらですね、近年、学校の現場が抱える様々な課題、特に、教師が多忙化しているっていうのは、学びの多様性に向けて、学校の先生自身の事の内容も多様化しているってことを考えますと、これらの問題をしっかりと踏まえてですね、教職課程の高度化や研修の充実など、もちろんやらなきゃいけないってことはたくさんあると思いますけども、しかし、あまりにも忙しすぎて学校の先生の職業がブラックワークなんて言われないように、様々な分野に位置付けてですね、学校の先生よりの仕事も、より一層魅力的な仕事に変えていけるように少しでも努力していきたいと思っております。

記者)
 もう1つ伺ってよろしいでしょうか。最初に政務三役一丸と、ということなんですけども、萩生田大臣はですね、やはり個性を考えてもですね、35人学級の経緯を見ても、非常にリーダーシップの強い押しの強い政治家だと思うんですね。その中でナンバー2の副大臣としてどんな役割分担とか、また、萩生田大臣に対してどのような印象をお持ちなのかお聞かせ願えればと思います。

副大臣)
 萩生田大臣に対しては、非常に個性があり、リーダーシップもあって、非常に文部科学行政にとってはプラスに、前へ進めていく力がある方だというふうに認識しております。そういった中で、自分の役割というのはですね、文部科学副大臣を3回目といえども、これは萩生田大臣をしっかりと支えながら、また、それらのですね、高橋副大臣、三谷政務官、鰐淵政務官と一緒になって萩生田大臣を支えていくっていうことが、また、その残りの3人と一緒にまとめていくのが自分の仕事なのではないかなというふうに思っております。

記者)
 先ほども幹事社さんからお話ちょっとありましたが、3回目ということで特にやりたいこと。今、お話伺ってみると、やはり、教職課程の件、大変ご関心をお持ちなのかなというところで、そちらの説明を1点と、もう1つが、信頼回復に努めたいと。具体的にどういった形で信頼回復させていきたいと思っていらっしゃいますでしょうか。

副大臣)
 ご質問ありがとうございます。特にやりたいことっていうのは、やはり、今、文部科学省が持っている法律案ですね。今回あの、JST法も含めて5本の法案が出ているというふうに認識いたしております。それらのですね、重要な法案の審議をしっかりと前へ進めるってことが大事ですし、前へ進めるだけではなくて、成案に向けた様々なプロセスを経ていくことも大事かというふうに思っております。教育の現場では、人材確保はもちろん質の向上もあります。今、ちょうどこのコロナ禍で色々とリモートとかなっていますけれども、文部科学省が進めていますGIGAスクール構想。これもしっかりですね、本格的に立ち上げるのと同時に、学校の現場では感染症対策を、いかにですね、より一層進めていくかということだというふうに思っております。さらに言えば、オリンピック・パラリンピックもございますが、スポーツの団体の方々が、相当現場で、なかなか色んなイベントができないということも聞いておりますので、そういった方々に対しても支援をしなきゃいけないなということも含めて、やっていきたいというふうに思っております。何の分野を特にやっていきたいっていうことよりも、まず私は、今文部科学省の職員もですね、非常にオンラインとか色々とやっていますけれども、それでも例えば、私が登用されたことによって急遽レクが入ったりとかですね、そういった急な仕事が、仕事変更を余儀なくされてらっしゃる方も中にはいらっしゃるかもしれないので、そういった方々に対しても、もうそれはもう割り切ってオンラインでやりましょうよとか、そういった職員のリモートワークとかですね、ライフワークバランスをより一層重視した役所で、なっていけるような、そういったことも力を入れていきたいというふうに思います。

記者)
 あと1点、信頼回復について。

副大臣)
 信頼回復に対してはですね、多くの国民の皆さま方が、今、見てらっしゃるのは、政策や対応というのももちろん見ていると思いますが、我々政治家にとってはですね、一人一人の姿勢ってのも見られていると思います。これらの姿勢をですね、我々政治家一人一人が、しっかりと襟を正して、国民の皆さま方にこの政治家の言うことは信用できるよねと、文部科学省の大臣がこういうこと言うならそれは本当に信用に値するよねって、そう思われるような対応をとっていくことが、手間かもしれませんが大事なことだと思います。

(了)

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