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大臣会見概要(9月16日)

平成21年9月16日(水曜日)
9時42分~9時59分
文部科学省 記者会見室
教育、科学技術・学術、スポーツ、文化

キーワード

学習指導要領、教員免許更新制、ノーベル賞、H-ⅡBロケット、アカデミー賞、国立メディア芸術総合センター(仮称)、オリンピック招致、WBC、スクール・ニューディール政策

大臣)
今日の臨時閣議で我々辞職をいたしました。358日ですかね、皆さん方にも大変お世話になりました。この文部科学行政については、短い期間と言いますか、昨日も申し上げましたが、選挙を控え、また経済対策が中心の内閣でしたので、予算委員会、予算を4回編成したということで、振り返ってみると、なかなか落ち着いて、文科行政に思い切ってできなかったという状況だったわけですが、1年間でできる限りのことはやったつもりです。特に法案的にはあまり重要なものはなかったのですが、文部科学大臣として、今こそ実行のときということで、教育基本法の改正に基づいた具体的な学習指導要領の改訂から、その実施、そして教員免許更新制等、新たな日本の教育が始まるスタートの年だと位置付けて、その実施に向けて努力をしてきたつもりです。現場においても、新しいスタートに向かって、御努力いただき、ひとまず、スタートを切ったということで、特に問題なく、今進行しているということでありますから、これがしっかり定着して、これからも教育の一つの大きな流れを作って、子どもたちがより明るく、そしてたくましく、将来に向かって頑張って育っていただきたいという思いです。もちろん、まだまだやらなければならないことは沢山ありますが、とりあえず一年を振り返って、そういう感想です。いろいろありがとうございました。

記者)
在任期間中、御自身で成果を上げたと思われることと、あと、これはやり残して悔いが残るなということがあれば教えてください。

大臣)
やはり一つは、教育費の問題を具体的に、特に経済が厳しい中、家計負担の点で一つの方向性を出せたということ。これは、今後の教育行政に大きくまた反映していただきたいと思っています。それから、今申し上げたように、学習指導要領の改訂に伴って、実際に学校現場でスタートしたわけですが、これについては当然、現場の戸惑いとか混乱も予想されたのですが、特に、人員等の配置が、たぶん時間数が増えたり、そういうことに対しても、現場では一所懸命取り組んでいただいたということで、新たな学習指導要領に対しての理解を得られたなという、今の段階ではそう思っています。これを定着して、よりその内容を充実させるためにも、今後、特に、人の問題とか、教育の施設整備等は、今回の予算でかなり充実していけると思いますので、内容的にしっかりと対応できるような方向で、今後とも現場で努力をしていただければと願っています。あと、まだやらなければならない点は、教育面において、やはり高等教育の在り方は今、中教審でずっと審議していただいていますが、将来的に、やはり高等教育をレベルアップして、国際競争力をつけるために、何と言っても我が国は、人が資源というか、やはり人材の育成が第一ですので、この点から高等教育の質の向上、そして新しい、この21世紀にふさわしい在り方を、明確にして、それを確立していくことが今後の課題だと思っています。もちろん、教育費の問題もまだまだ大きな課題がありますので、教育費全般、これは、今の高等教育の質の向上の内容にもかかわってくるわけですが、そういったことも含めて、教育費全般の在り方は、さらに検討して充実していく必要があると思っています。それから、科学技術の面では、昨日もお話しましたが、ノーベル賞を4人も受賞したということをスタートに、大変にいろいろな話合い、議論をして、基礎研究、基礎科学の重要性といったものを改めて認識し、更に来年度予算等に今、盛り込んでいるところですし、H-2Bロケットの打上げ成功についても、今後、更にこの科学技術の分野で、しっかりと伸ばしていく必要がある。そういう点では、数々の成果が上がったと思っています。また、文化の面では、何と言ってもアカデミー賞が2作品受賞されたということで、この点も我が国の、この映画の質の高さが改めて証明されたわけですし、今、国立メディア芸術総合センターについても、基本的な内容がほぼ決まって、これからどうなるか分かりませんけれども、ぜひ、我が国のメディア芸術は、大変質も高く、世界的にも幅広く浸透しているところですから、それを、我が国の産業としても、また文化芸術の一つの拠点としても、これからの人の育成というものを含めて、ぜひこれを実現したい、していければと願っています。それから、スポーツについては、オリンピック招致が来月2日と迫っていまして、今までも国を上げて努力をしてきたわけでして、何とか勝ち取れるように、次期政権も努力をしていただきたいなと思っています。その他、ワールドカップ、サッカー出場も決めましたし、野球の方ではワールドベースボールも連覇したし、非常に明るい材料も与えていただいて、私としては大変有り難く思っていますし、この今の厳しい状況の中でも、やはり、文化、スポーツというのは、我々に非常に明るい希望と感動を与えていただいたということで、これからも大いに振興していく必要があると思っています。

記者)
今日が最後の閣議ということで、閣議あるいは閣僚懇の様子を、差し支えなければ教えていただければと思います。

大臣)
約一年間、本当にお疲れ様ということで、総理からは、感謝の言葉もありまして、何人かの閣僚からは、それぞれ、自分の一年間を振り返っての言葉があり、今後の麻生内閣での仕事が必ずや将来評価されるだろうという御意見もありました。特に、経済関係での、4回の予算編成を含めた対策については、成果が出てくるだろうという話がありました。今後も、継続的に、OB会をやれたらという意見もありまして、そういう方向でたぶん、どの程度の期間でやるかは別として、やりましょうということになりました。

記者)
大臣から何かおっしゃったことは。

大臣)
私は発言しませんでした。

記者)
新政権、あるいは新大臣に何か伝えたいことっていうのはありますか。

大臣)
どなたになるか、はっきりまだ決まっていない、一応報道はされていますが、先ほど申し上げたような、これから、我が国の文部科学行政に必要な点等は、教育費の問題、それから新しい学習指導要領の現場での定着、それから、教員免許更新制も、これは今度の新しい政権はどうするかということで、一つ、問題になってくると思いますが、やはり、私は国民からは支持を得ている制度だと思いますので、ある程度、5年10年やった中で、また改善するところは改善していかなければならないと思いますが、教師の在り方として、その更新制を生かして、更に子どもたちのために御努力いただきたいと考えています。

記者)
今後、大臣をお辞めになった後、文部政策への個人の関わり方というか、例えばメッセージを出していきたいとかというのはありますか。

大臣)
今後もこの文教科学政策については、何らかの形で当然関与もしていきたいと思っています。どういうふうに、例えば、今度の党の役とか、国会での役でどうするかというのは、まだ具体的にはありませんけれども、当然、ここでの経験を生かしていきたいと思っています。

記者)
野党議員のお一人になって、質問に立ったりされるのですか。

大臣)
それは、場合によってはあるでしょうね。

記者)
振り返ってみて、解散のタイミングというのは、もう少し他にあったのではないかとか、そういう思いというのは今ありますか。

大臣)
それは、ありますけれども、すべて結果論ですから。総理も自ら、早くやっていたら、こんな負け方はしないというようなお言葉を、それは、そのとおりだと思いますし、しかし、その点でやはり、経済重視ということで判断したわけですから、これは、今言ってもしょうがないことだなと思います。

記者)
省の職員の方にメッセージなどはありますか。

大臣)
明日、話します。直接話しますから。

記者)
民主党は、具体的なポストは出ていないまでも、閣僚分の人数は揃ったようですけれども、顔ぶれを御覧になって、どういう点に注目されますか。

大臣)
挙党態勢というか、それなりに、今まで野党として活躍してきたメンバーが入っているかなというような感じですけどね。これは、やってみなきゃ分からんというか、またその時その時で対応していく、我々野党としてはね、そう思っています。

記者)
大臣御自身がもう少し、例えば、政治を、大臣のお立場として発揮したかったというような、この一年で何かありますでしょうか。

大臣)
だから、いわゆる発揮するには、やはり状況が、そういう状況ではなかったというかね、選挙も控えて、経済対策第一で。例えば教育費の問題とか、高等教育の問題とかといったことは、そう簡単には結論が出ない話ですから、ある程度、こういう立場で仕事をするには、総理もそうでしょうけれども、一年ぐらいではなかなか難しい。政権を取ったら、やはり3、4年ぐらいはしっかりやることが必要だろうなというような気がしていますので、もう少し落ち着いてやれたらという思いはありますね。

記者)
その逆風の中での一年間だったと思うのですけれども、麻生内閣としての一年間を振り返ってみての御感想をお願いします。

大臣)
やはりもう、経済対策第一ということでやりましたから、それについては私は間違っていなかったと思っています。従って、今後その成果も出てくるでしょうし、総理自身も常にそれを念頭に、解散の時期もそれに伴って、一番最後の解散ということになったわけですから、政治の上では、その時の判断がどうのこうのというふうに、後でいろいろ言われることはありますが、現政権としては、まずは経済対策第一ということを考えて、我々は、スクール・ニューディール政策についても実行できましたし、そういう点では、これは一つの目的を、達成してまではいかないですが、目的に従って行動してきたのではないかなと思います。

記者)
麻生総理のリーダーシップについてはどんなふうにお考えですか。

大臣)
それは、目的に従って今日までやってきましたから、内閣としては、目的に従って動いてこれたのではないですか。

記者)
大衆文化の担い手として、歌手の酒井法子被告が今日保釈されます。その覚醒剤使用の事件は、青少年にも大きな影響を与えたと言いますか、アイドルもやってるんだから自分もいいじゃないかというような影響も懸念されますけれども、この事件が節目を迎えるに当たって、大臣の一言をお願いしたいのですが。

大臣)
やはり、今お話があったように、大変人気のある方が、覚醒剤使用ということで逮捕起訴されたということは、非常に残念に思います。やはり今後、それぞれが努力して、そういうことのないように、また再発防止に、特に芸能関係の方たちも、そういうところには気を配っていただきたい。スポーツ界でも、相撲でもあって、我々も相撲協会とよく話をしましたので、また、そういう立場の関係者においては、そういった努力をしていただきたいと思っています。

どうもありがとうございました。

 

 (了)

 

※本概要は、発言内容を変更しない範囲で読み易く修正しています。

 

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