平成20年2月26日大臣会見概要

平成20年2月26日
8時51分〜8時56分
衆議院 議員食堂前

大臣)

 本日の閣議は通常の案件の後、教育再生懇談会の設置が決定されました。それについて官房長官、そして総理から発言され、私からも発言させて頂きました。また総理から、韓国の報告について発言されました。

記者)

 海洋調査船「かいよう」と曳航式深海底無人探査機「ディープ・トウ」による今日までの捜索状況と、行方不明者や操舵室が発見されない場合、今後の捜索体制をどういうふうにするのか、お考えをお聞かせ下さい。

大臣)

 既に昨日事務次官から報告しておりますように、24日にホースのようなものとローラーのようなものが発見されまして、まだ完全には特定されておりませんが、その写真を海上保安庁と防衛省、官邸に提供して、今分析をして頂いているところでございます。また昨夜、海洋研究開発機構から、電線のケーブルが付いた箱と、レンチと思われる物体を新たに視認した旨及び画像の報告を受けましたので、同様に関係者に報告を申し上げております。情報の詳細は後で海洋研究開発機構から発表させて頂きます。今後でございますが、「かいよう」と「ディープ・トウ」による捜索は一応今日までを予定しておりまして、明日からは海洋調査船「なつしま」と無人探査機「ハイパードルフィン」という、もう少し高性能なハイビジョンカメラを積んだ調査船に切り替えます。これは沖ノ鳥島から引き返してきまして、現在準備を進めております。なお、有人潜水調査船「しんかい6500」についてはもう皆さんにもご案内でございますが、今は修理をして試験をしている状況で、3月4日くらいに準備が完了いたします。「しんかい6500」はピンポイントの捜索向きですので、ある程度地域を特定してから潜ることになります。調査船によって色々な性能がございますので、広域捜索向きの「ハイパードルフィン」で場所がある程度特定できましたら、「しんかい6500」で最終的に確認することになろうかと考えております。

記者)

 「なつしま」の調査期間の目処というのはあるのでしょうか。

大臣)

 これはやってみなければ分からないです。1週間くらい目処というのが、こういう場合の一つのメルクマールのようですから、とりあえず食糧とか色々な準備をして、明日から切り替えるということでございます。

記者)

 切り替える準備をしているということは、もう操舵室らしきものが分かっているとか、そういうことではないですか。

大臣)

 いや、そうではありません。やはり高性能の方が良いですから。遠くにいたものですから、とりあえず一番早く出せるものを出して、これを切り替えるということであります。

(了)

(大臣官房総務課広報室)