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平成19年4月6日大臣会見概要

平成19年4月6日
9時14分〜9時21分
衆議院議員食堂

大臣)
 今日の閣議は、安全保障会議設置法の一部を改正する法律案が閣議決定され、それについての発言が外務大臣、官房長官、内閣総理大臣からありました。それ以外は特段のことはありません。柳澤厚生労働大臣が土日に出張されるので、その間の代理を頼まれました。

記者)
 昨日、高松塚古墳の石室解体作業が行われましたが、それについて大臣のご所見を伺いたいと思います。

大臣)
 作業は失敗なく進んでいるという報告は受けています。こういうのは難しいんですね。一番最初に開けなかったら良かったかという議論になると、こういうものがあるということが、そもそも分からなかったわけです。開けてしまうと外気が入りますから、当然カビその他、色々なことも起こってくるでしょう。平成13年の対応については不十分だったということを、文化庁も認めているようです。国民的な日本の歴史の中での財産ですから、失敗しないように、細心の注意を払って、それでも自然の動きというものは、分からない部分があるでしょうから、人為的な失敗や軽率なことをやらないようにして頂きたいと思います。人為的な失敗をした場合は隠し立てをせずに、国民に伝える立場の報道各社にも話をしたほうがいいということは言っておきました。

記者)
 また西武の裏金問題が広がりを見せ、アマチュア球界にも広がっているような状況になってまいりましたが、大臣のご所感をお願いします。

大臣)
 スポーツというのは、ルールをしっかり守ってフェアにやるということが一番大切なことです。西武も困ったものですけど、アマチュアの指導者の人達も、本来のアマチュア精神ではないような行為が色々あるような報道もあります。真実はちょっと分からないので、報道だけでコメントするというのは慎重でありたいと思いますけれども。私を含めて、常に注意をしておかないといけないのは、何かあると必ず制度を変えようということになり、今回も自由枠とか希望枠を外せという話があります。それもひとつの解決方法だと思いますし、裏金などはなくなると思いますが、子ども、あるいは成年になった社会人でも、自分の希望、職業選択の自由が、ある程度制限されてしまいます。憲法に規定する権利というものは、公益の範囲内で制限されるということなのですが、公益の範囲内なのかどうなのかということは、いろいろ議論があります。権利を制限することについては、極めて慎重に、特に権力を持っている側というのは慎重でなければならないだけに、本当は制度を変えずフェアな精神でやれば、そういうことは起こらないと思います。こういうのは教育の問題にも戻ってくるのですかね。

記者)
 その野球の関連で、大リーグの松坂投手が昨日初登板・初勝利を挙げましたが、一言ご感想をお願いします。

大臣)
 よかったじゃないですか。君が代、日の丸はけしからんという人もいますが、試合前にアメリカ国歌が必ず歌われる場で、日本国籍を持っている人が堂々と勝利をしたというのは。しかもなかなか、いいピッチングだったみたいですね。三振が10個ですか。7回1失点でしたね。日本だったら完投させてるのではないですか。向こうのローテーションの使い方だから、100球目処というので、ああいうことになったんだと思います。

(了)

(大臣官房総務課広報室)


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