平成18年11月10日
8時55分〜8時59分
衆議院議員食堂前
大臣)
本日の閣議では、北海道で竜巻が起きたお話が出ておりました。
記者)
タウンミーティングの関係で、野党から文部科学省と大臣に対して責任追及の声が上がっています。大臣の責任と文部科学省の責任についてお話をお願いします。
大臣)
事実関係をかなり詳しく調べないといけないと思います。文部科学省の方から積極的にお願いしたケースもあったように聞いております。同時に、内閣府から質問が足りないというのでお願いされたケースもあり、全くそういうことなくタウンミーティングが開催されたケースもあります。文部科学省の中でも、誰が最終的決断をしてそういうことをしたかということもあるので、事実関係をしっかり調べて、処分等については、とかげの尻尾切りのようなことをしてもいけないので、実態をよく見てから考えたいと思います。
記者)
大臣自身の責任追及についても野党から声が上がっていますが。
大臣)
最高責任者として、責任追及されると思います。私の在任中であれば、このようなことはさせなかったと思いますが。
記者)
昨日届いた自殺予告文について、大臣の判断で公表したと聞きましたが、なぜ公表したのかを聞かせてください。また、「私も11日に死にます」と書かれてあり、1回目の公表については色々な考えがあってされたと思うのですが、マイナスの効果も出ているのではないかという声もありますが。
大臣)
そうでしょうね。どちらの立場に立っても、ご意見があると思います。公表しなければ何か言うでしょうし、公表したら今のようなことを言うと思います。連鎖反応のようなことも言えますし、愉快犯かもしれないということも言えると思います。ですから、文部科学省はこういう事案を放置しないというメッセージを送ったということなので、あとは皆さんが各々でご判断いただきたいと思っております。
記者)
明日、予告の11日を迎えることになりますが、そのことについてはいかがですか。
大臣)
各教育委員会等にはきちんと連絡してありますし、2回目は渋谷で投函されたということですから、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の教育委員会では、私立を含めた全高校をあたっておりますので、あとは、事態の推移を見なければいけないと思います。我々も救いの手を差し伸べますが、自殺を予告するよりも、本人も強く生きてもらわないと困りますので、公表したことについては、皆さんに的確な判断をしていただきたいと思います。
(了)
(大臣官房総務課広報室)
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