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平成18年9月5日大臣会見概要

平成18年9月5日
10時53分〜10時58分
文部科学省記者会見室

大臣)
 本日の閣議では、文部科学省関係の案件はございませんでした。閣僚懇談会におきまして、去る9月2日土曜日に青森県八戸市で開かれました教育改革タウンミーティングについて、私から報告をいたしました。また、昨日、河合長官をお見舞い申し上げたことについて、総理にご報告したところでございます。

記者)
 今お話にもありましたが、昨日奈良県に行かれて、高松塚古墳、キトラ古墳を視察されたかと思います。実際にご覧になったご感想をお聞かせいただけますでしょうか。

大臣)
 高松塚古墳、キトラ古墳につきましては、その保存に関連した議論がなされました。そのこともありまして、文部科学大臣として現場を見ておく必要があると考えまして、文部大臣、文部科学大臣としては初めて、両古墳を訪れました。
 実際に管理されている様子を視察し、古墳の取合部までの温度管理等について体験をしてまいりました。高松塚古墳に関しましては、入り口で体温の低下を待って次の扉に入り、さらに塵を落として中へ入るというように、大変厳重に管理されているという印象を持ちました。また、見学が目的ではなく、管理体制をチェックするという観点からの視察で、石室内については、備えてあるライトを全部使わずに、薄暗い状態でちょっと見ただけですので、中について色彩などの確認はできませんでした。しかし盗掘もあったり、色々なことがあったのだと思います。壁にも数百年経ったような痕なのかもしれませんが、サビのような茶色い水の染みがあったりそういったことは確認できました。
 そういった現状を見るに、これを管理するのは大変なことだという印象と、また現状が進行しないための最大限の配慮がなされているという印象を受けました。また地域の皆さんが、この高松塚、キトラ両古墳を、地域の先人から受けついだ重要な文化遺産として守り育てているという意識をお持ちだということも確認できまして、住民の皆さんのこれまでのご努力に敬意を表してきたところでございます。
 また、視察後河合長官をお見舞い申し上げました。ご家族に総理からのお見舞いの伝言をお伝えをするとともに、一日も早い意識の回復、またご快癒を心から祈っている旨、お伝えをし、ご家族も意識の回復を期待しているという話がございました。私もまったく同様の気持ちである旨をお伝えをしたところでございます。また院長から担当の医師の見解も述べられましたけれども、当初併発しておりました肺炎はほぼ治癒する状況にあり、脳圧の低下も見られて、安定期に入ってきているということでございました。

記者)
 自民党の総裁選についてですが、安倍官房長官が正式に出馬を表明されまして、候補者が出揃いました。改めて総裁選に対する期待と、政権構想などをご覧になって、3候補の中で大臣として支持されている方があるかどうかについて、お伺いします。

大臣)
 総裁選挙に関しましては、立候補者が出揃ったという感を持っております。また、それぞれの皆さんが、いずれも教育基本法の成立に意欲を示され、また教育が政策の中でも重要なものであるということを述べておられますので、私といたしましては、どなたが総理になられても、教育にしっかり政策的に重点を置き、また予算的にも配慮をしていただけるように期待したいと思っております。特にどなたということについては、控えさせていただきます。

(了)

(大臣官房総務課広報室)

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