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平成18年8月15日大臣会見概要

平成18年8月15日
10時50分〜10時57分
文部科学省記者会見室

大臣)
 本日は閣議におきまして文部科学省案件はございませんでした。

記者)
 今朝7時半過ぎ、小泉総理が就任されてから初めて公約どおり8月15日の終戦の日に靖国神社を参拝されました。その後の会見で理由を述べられましたが、それについて大臣のお考えはいかがでしょうか。

大臣)
 小泉総理の会見そのものを全部聞いたわけではございませんが、本日参拝をされましたのは、内閣総理大臣たる小泉総理が個人として参拝をされたということであります。また、その後、記者会見で述べられた内容も、これまで小泉総理が主張されていた見解を繰り返し述べられておりまして、小泉総理が個人として今日までお持ちになったお考えを貫いていらっしゃるということであると思っております。従いまして、個人として参拝をされた小泉総理のこの行動について、大臣という立場にある私としてのコメントは控えさせていただきます。

記者)
 個人としてということですが、小坂大臣は閣僚として、今の状況の中では参拝するべきでないとおっしゃっていました。その点からはいかがでしょうか。

大臣)
 私は私としての考え方で今の立場というものを考えておりますので、私が今の立場で自分がどうするかということであれば、私は参拝をするつもりはありません。

記者)
 小坂大臣が、今、自身が参拝しない考えをおっしゃいましたが、それは宗教法人を所管される文部科学大臣としてということですか。それとも一閣僚としてということでしょうか。

大臣)
 それは両方でございます。私は文部科学大臣という職をただいま承っておりますので、その立場も踏まえて参拝をするつもりはないと申し上げました。

記者)
 小泉総理ということではなく、総理大臣が靖国神社に参拝することについてはいかがでしょうか。

大臣)
 憲法第19条及び第20条に、信教の自由というものが認められておるわけでございまして、これは何人にも等しく認められている権利でございます。そういう意味から、どのような職にあろうとも、個人としての立場はあるわけですから、その役職にあるものが個人として為す行動は、これは憲法で保障された行動であると思っております。

記者)
 中国や韓国の反発ということも、同時に、その行動を為すことで招くわけですけれども、その点は個人としての行動であるから、そうした反発を招くのもやむを得ないということなのでしょうか。

大臣)
 これは、すべての行動は相手があってのことでありますけれども、しかしながら、その相手にも外交的な意味で理解を求める努力というものは、常にすべきだと思っております。そういう意味で、中国、韓国が反発をされているということに対して、小泉総理が個人的に参拝され、その理由を述べておられます。その理由について、外交的にはしっかりと説明をし、理解を得る努力をするということが必要だと思っております。

記者)
 今日の閣僚懇で、総理からその行動についての説明があったのでしょうか。

大臣)
 閣僚懇の内容については、官房長官にお任せしたいと思いますが、総理自ら説明されたということだけ申し上げておきます。今日の閣僚懇は、むしろそれよりは昨日の停電に対して、この危機管理とバックアップという問題について、最初に総理から、この再発防止、バックアップ体制のあり方、こういったものについて、危機管理の観点から十分に協議をしてほしい。こういうご指示がありました。それをフォローして関係大臣からご発言がございました。

記者)
 総理からその説明があったときに、他の閣僚の方から何か意見等ありましたしょうか。

大臣)
 それにつきましては、官房長官がブリーフィングされると思いますので控えさせていただきます。

(了)

(大臣官房総務課広報室)

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