ここからサイトの主なメニューです
平成17年9月20日大臣会見概要

平成17年9月20日
10時44分〜10時50分
文部科学省記者会見室

◎一般案件

スロバキア国駐箚特命全権大使鷲頭 誠外1名に交付すべき信任状及び前任特命全権大使副島 豊次郎外1名の解任状につき認証を仰ぐことについて(決定)
(外務省)


◎国会提出案件

平成17年度第1・四半期における予算使用の状況を国会及び国民に報告することについて(決定)
(財務省)
平成17年度第1・四半期における国庫の状況を国会及び国民に報告することについて(決定)
(同上)


◎政令

労働審判法の施行期日を定める政令(決定)
(法務省)
日本国及びアメリカ合衆国の両国において就労する者等に係る国家公務員共済組合法等の特例に関する政令(決定)
(財務省)


◎人事



大臣)
 本日の閣議では、文部科学省関係の案件はありませんでした。閣議では、総理と外務大臣から国連総会についての報告がありました。

記者)
 先週の金曜日に、国立大学法人等の評価の結果が公表されました。93法人の内、15法人が課題があるとされておりましたけれども、大臣は、どのように捉えていますか。もう一点、今日の一部報道で学校でのアスベストの記事が出ていましたけれども、文部科学省の方でも実態調査をされていると思いますが、どのような進捗状況かお聞かせください。

大臣)
 6月末に各国立大学法人等から実績報告書が提出されて以来、国立大学法人評価委員会におきまして、非常に短期間にもかかわらず精力的に評価作業に取り組んでいただき、9月16日の国立大学法人評価委員会総会において、評価結果がまとめられたところでございます。各国立大学法人等は、全般的には積極的に改革に取り組んでおり、法人化初年度の限られた時間の中で、法人としての運営基盤を確立するなど、中期計画を順調に実施していることが明らかとなりました。一方、個別の状況を見ますと、法人としての運営、経営の確立という面において、準備あるいは検討段階にとどまっている法人もあるなど、次年度以降に改善すべき点もあると考えております。今後、各国立大学法人等におきまして、この評価結果を踏まえ、一層の改革に取り組み、特色ある大学づくりや教育研究の活性化につながることを期待しております。
 それからアスベストの件でございますが、吹きつけアスベスト等の使用実態調査を全国の公立学校施設等を対象に行っているところであり、9月末に行う予定の中間経過の公表に向けて、現在とりまとめ作業中でございます。最終結果の公表は11月末を予定しております。また、現在、各地で様々なアスベスト対策が行われており、場合によっては休校しているところもあると聞いております。文部科学省といたしましては、子どもたちの安全対策に万全を期すため、9月末の中間経過報告の結果等を踏まえ、必要な対策を速やかに講じてまいりたいと考えております。

記者)
 今日、閣議の後に、総理と二人でお話になっていたようですが、そのお話の内容は、どのようなことだったのでしょうか。

大臣)
 宮崎での台風の被害状況を少しお話させていただきました。

記者)
 NASA(ナサ)(米航空宇宙局)が、2018年に新たな有人探査機の月面着陸を目指すということを発表したのですが、その計画についての大臣の感想と、日本として何か協力するお考えがあるかどうかお聞かせくさだい。

大臣)
 NASA(ナサ)から発表されました新有人月探査計画は、昨年の1月にブッシュ政権によって示された「米国の宇宙探査のための新しいビジョン」を具体化したものと承知しております。文部科学省といたしましては、新有人月探査計画への参加につきましては、米国と必要な情報交換を行いながら、我が国としての有人宇宙活動や宇宙科学研究などの長期目標等を十分に踏まえまして、我が国の進むべき方向と合致する場合には、その参加形態等について、今後検討してまいりたいと考えております。

記者)
 JAXA(ジャクサ)(宇宙航空研究開発機構)の長期ビジョンの中にも、月での基地の建設というのが入っていますが、それとの関係はどうなのでしょうか。

大臣)
 JAXA(ジャクサ)は、我が国の宇宙航空分野の研究開発の中核機関として、将来像を提言したものと承知しておりまして、広く各方面へ議論の材料を提供するものであると考えております。従いまして、文部科学省として、この米国の政策とJAXA(ジャクサ)の長期ビジョンとの関係についてお答えする立場にはありませんが、今後、我が国としての長期目標等を踏まえつつ、JAXA(ジャクサ)の提言も参考にしながら、先ほど言いましたように、米国との協力についても検討していくことになると思っています。

(了)


(大臣官房総務課広報室)

ページの先頭へ   文部科学省ホームページのトップへ