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平成17年8月12日大臣会見概要

平成17年8月12日
10時24分〜10時33分
参議院議員食堂

◎一般案件

専門機関の特権及び免除に関する条約の附属書15に従い同条約の規定を世界知的所有権機関に適用することを約束する通告について(決定)
(外務省)
カメルーン共和国大統領ポール・ビヤ閣下及び同令夫人の公式実務訪問賓客待遇について(了解)
(同上)
アイルランド国駐箚特命全権大使林景一外1名に交付すべき信任状及び前任特命全権大使鏡武外1名の解任状につき認証を仰ぐことについて(決定)
(同上)


◎国会提出案件

参議院議員松井 孝治(民主)提出政府の情報システム関連経費に関する質問に対する答弁書について
(内閣官房)
参議院議員松井 孝治(民主)提出公務員等の天下りに関する政府の方針等に関する質問に対する答弁書について
(総務省)
参議院議員福島 みずほ(社民)提出イラク戦争における劣化ウラン弾使用並びにイラク住民及び自衛隊員の健康診断等に関する質問に対する答弁書について
(防衛庁・外務省)
参議院議員藤末 健三(民主)提出「若者の自立・挑戦のためのアクションプラン」に関する質問に対する答弁書について
(文部科学・厚生労働省)
参議院議員藤末 健三(民主)提出中心市街地の活性化に関する質問に対する答弁書について
(農林水産・国土交通省)
参議院議員藤末 健三(民主)提出住宅ローンの不良債権化に関する質問に対する答弁書について
(国土交通省・金融庁)
参議院議員藤末 健三(民主)提出交通安全対策に関する質問に対する答弁書について
(国土交通省)
参議院議員犬塚 直史(民主)提出長崎における被爆者援護の在り方と被爆体験者精神影響等調査研究事業の問題点に関する質問に対する答弁書について
(厚生労働省)
参議院議員近藤 正道(社民)提出関西電力美浜発電所3号機事故における保安規定遵守義務違反に関する質問に対する答弁書について
(経済産業省)
参議院議員糸数 慶子(無)提出在日米軍の施設及び区域における廃棄物等の処理及び環境調査に関する質問に対する答弁書について
(環境省)
参議院議員喜納 昌吉(民主)提出在沖米軍施設における石綿の使用に関する質問に対する答弁書について
(同上)


◎公布(条約)

専門機関の特権及び免除に関する条約の附属書15(決定)


◎政令

自衛隊法施行令の一部を改正する政令(決定)
(防衛庁)
法務省組織令の一部を改正する政令(決定)
(法務省)
玉軸受等に対して課する報復関税に関する政令(決定)
(財務・経済産業省)
酒税法施行令の一部を改正する政令(決定)
(財務省)
酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律施行令の一部を改正する政令(決定)
(同上)
清酒製造業等の安定に関する特別措置法施行令の一部を改正する政令(決定)
(同上)
公立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償の基準を定める政令の一部を改正する政令(決定)
(文部科学省)


◎人事


◎配付

平成17年版国民生活白書
(内閣府本府)


大臣)
 本日の閣議における文部科学省関係の案件は、公立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償の基準を定める政令の一部を改正する政令の決定がありました。また質問主意書への答弁書の決定がありました。

記者)
 シーリングが決まり、科学技術振興費が3パーセント減額という形になりましたが、これについて大臣の感想をお願いします。

大臣)
 科学技術振興費につきましては、現行シーリングの基本的な枠組みが創設された平成15年度要求から、我が国における科学技術振興の重要性を踏まえ、裁量的経費の2パーセント削減の対象外とされてきたと承知しております。平成18年度要求につきましては、「公共、義務、裁量」などの枠組みに変更はないものの、義務的経費を除き、科学技術振興費に相当する額を含め、全ての経費が3パーセントの削減対象とされたわけでございます。次期科学技術基本計画の策定を控え、また政府の科学技術関係予算の太宗を占める文部科学省にとりましては、大変厳しい条件であると受け止めており、今後、相当厳しい覚悟で臨まなければならないと考えております。いずれにいたしましても、科学技術創造立国を目指す我が国にとりまして、科学技術関係予算の確保は極めて重要な課題であり、今後、予算編成過程を通じて、概算要求基準で示された「予算配分の重点化を促進するための加算措置」1,000億を活用しつつ所要予算の確保に全力を尽くしてまいりたいと考えております。

記者)
 義務教育費国庫負担金の取扱いについてはどのようにお考えですか。

大臣)
 義務教育費国庫負担金の4,250億円の減額措置は、あくまで今年度限りの暫定措置であり、平成18年度の要求にあたりましては、2分の1負担の原則に戻した額の約2兆5,000億円で要求することとしております。いずれにせよ中央教育審議会の結論を踏まえ、義務教育における国の責任をしっかりと果たすように全力を傾注してまいりたいと考えております。

記者)
 全閣僚に伺っているのですが、8月15日の終戦の日に靖国神社を参拝するお考えの有無とその理由についてお答えいただけますか。

大臣)
 私は8月15日に参拝したことはありません。理由は、8月15日は、私の祖母の命日で、いつも墓参りに行っているためです。靖国神社には、今年は1月1日元旦の朝早く行ってまいりました。

記者)
 もうすでに行かれたのですか。

大臣)
 すでにといいいますか、1月1日に行きました。
 あえて、今、こういう時に行く必要はないと思います。

記者)
 小泉総理が、靖国参拝については適切に判断すると述べていますが、総理大臣の靖国参拝についてはどのようにお考えですか。

大臣)
 それこそ適切に判断されるのではないかと思います。

記者)
 総理大臣や閣僚の靖国参拝について、中国や韓国から様々な反発がありますが、それについてはどのようにお考えになりますか。

大臣)
 そういうことは、言うべきではないと思ってます。

記者)
 1月1日に参拝されたその時の理由をお聞かせいただけますか。

大臣)
 近くで会合をしていたので、その後に行きました。

 この機会に、こちらから説明させていただきたいことがあります。学校の天井については高さは3メートル以上という規制がありましたが、これについて総理から、どうなっているのかというお話がありました。文部科学省としては、このことについて、去年から有識者会議において見直しを検討しており、本年9月に3メートルの規制撤廃の報告がなされる予定であります。これを受けまして、国土交通省では速やかに建築基準法施行令の改正手続きに入っていただける予定です。この改正によりまして、学校の教室の天井の高さは、地方自治体と学校の設置者の裁量に委ねられることになります。

記者)
 総理から、どうなっているのかというお話があったのは、去年の11月ですか。

大臣)
 最近、公明党の神崎代表から総理に、規制見直しの話があったらしく、それで私の方に御下問があり、実は既に去年から検討しておりますと本日申し上げました。総理から、それはいいことだから、ぜひ皆さんに説明しておくようにというお話があったのです。

記者)
 昨日の三大臣会合の後の会見で、村上地域再生担当大臣に具体的に何をするのですかとお聞きしたら、今後、選挙もあるし、組閣もあるので具体的なことはありませんというお答えでした。大臣は、政治的空白は作らないと、前の会見でおっしゃいましたけれども、やはりそういうことでは空白が生まれることになるのではないかと思うのですが。

大臣)
 選挙期間中も大臣の仕事をしますから、政治的空白というのは当たらないと思います。地方大学の活性化に関しては、3大臣会合が昨日あったわけですけれども、その趣旨には大賛成で、実は文部科学省はもう既に地方大学の活性化のためにいろいろな支援をしていますということを申し上げました。それに加えて各省庁が連携して地方大学を活性化させ、それがひいては地方の再生ということにつながれば、大変結構なことなので、ぜひご協力させていただきたいという話をしてきました。

記者)
 杉並区で、扶桑社が出版した新しい歴史教科書の採択がされると聞いているのですが、大臣の所見をお願いします。

大臣)
 それは採択権者が、いろいろと考えられて適切に判断されることだろうと思います。

(了)


(大臣官房総務課広報室)

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