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平成17年5月31日大臣会見概要

平成17年5月31日
9時14分〜9時23分
文部科学省記者会見室

◎一般案件
シエラレオネ国及びリベリア国駐箚特命全権大使石川 正紀に交付すべき信任状及び前任特命全権大使浅井 和子の解任状につき認証を仰ぐことについて(決定)
(外務省)
恩赦について(決定)
(内閣官房)

◎国会提出案件
「平成16年度交通事故の状況及び交通安全施策の現況」及び「平成17年度交通安全施策に関する計画」について(決定)
(内閣府本府)
「平成16年度母子家庭の母の就業支援施策の実施状況」及び「平成17年度母子家庭の母の就業支援施策」について(決定)
(厚生労働省)
衆議院議員中根 康浩(民主)提出総合教育に関する質問に対する答弁書について
(文部科学省)
衆議院議員赤嶺 政賢(共)提出大牟田労災病院の再編等に関する質問に対する答弁書について
(厚生労働省)

◎人事

◎配付
労働力調査報告
(総務省)
家計調査報告
(同上)

大臣)
 本日の閣議における文部科学省関係の案件といたしまして、岐阜大学など3つの国立大学法人の学長の人事につきまして、御了解いただきました。また、質問主意書に対する答弁書の決定が一件ございました。あと失業率や有効求人倍率などの雇用失業情勢が、厳しさが残るものの若干改善しているといった報告がございました。

記者)
 昨日、最高裁判所で、高速増殖原型炉「もんじゅ」について国側勝訴の判決が言い渡されたのですが、それについて大臣の所感はいかがでしょうか。

大臣)
 これまでの国の主張を認めて頂いた妥当なものと認識しております。文部科学省としては、今後とも「もんじゅ」をはじめとした高速増殖炉の実用化に向けた研究開発を着実に進めていきたいと考えております。

記者)
 今後、特に住民の理解などいろいろな課題があると思うのですが、これについてはどう思われますか。

大臣)
 長い裁判でしたし、その間に事故が起こったりしました。そのため安全確保と信頼回復のためのいろいろな取組を行ってまいりました。今後とも、地元住民をはじめとした国民の方々に、安全・安心についての国の取組やこの事業の重要性について御理解いただくように努力していきたいと思っております。

記者)
 ITER(イーター)(国際熱核融合実験炉)の件ですけれども、フランスで欧州憲法の批准の是非を問う国民投票が行われ否決されましたが、今回の結果が、ITER(イーター)誘致に与える影響については、どのようにお考えになりますか。

大臣)
 国民投票の結果があれほど大差がつくとは思っていませんでした。いろいろな問題や背景があるのだなと感じました。前から申し上げてますように、この国民投票の結果とITER(イーター)の誘致は、直接は関係ないと思っていますし、また、どのような影響を与えるかということについても、にわかに判断することは難しいと思っています。しかし、EUの理事会では、ITER(イーター)誘致の方針を繰り返し確認されていますし、この点は重く受け止めなければなりません。私どもはITER(イーター)の六ヶ所村誘致という基本方針の下、EU側の状況等を十分に把握し、その対応を考えて行きたいと思っております。

記者)
 昨日、元大関貴ノ花の二子山親方がお亡くなりになりましたけれども、これについてどのようなご感想をお持ちですか。

大臣)
 55歳という若さで亡くなられて本当に残念です。現役時代の活躍、そして親方としての実績があまりにも華々しかっただけに、本当に胸の痛む思いがします。小さな体で、体の大きい人と真っ向勝負をし、勝っても負けても大きな感動を相撲ファンのみならず日本国民に与えてくれました。そういう意味で大変大きな存在だったと思っております。心からご冥福をお祈りしたいと思います。

記者)
 今日の閣議後会見を最後に、ネクタイを締めて臨まれるのは、しばらくないと思うのですけれども。

大臣)
 そうですね。本日、細田官房長官から、衆議院・参議院の取り組みについても説明がありました。衆議院では、本会議はネクタイ上着着用で、その他は軽装ということです。当然のことながらポロシャツは相応しくないということで、品格などに気を付けるようにということでした。参議院の方は、まだ議論の最中のようでございます。いずれにいたしましても、部下が軽装でいても、それをとがめることのないようにということでございました。また、総理から、軽装を強制するものではないというお話もありました。

記者)
 大臣としてはどうなさるおつもりですか。

大臣)
 私は、軽装でいきたいと思っています。

記者)
 昨日の「もんじゅ」の最高裁判所の判決に関する大臣の談話で、着実に研究開発を進めていきたいとコメントしていましたが、例えばスケジュールなど具体的に何かあればお聞きしたいのですが。

大臣)
 具体的には、改造工事についての地元自治体の御了解をいただきまして、準備工事を進めているところだと思いますが、この度、判決が確定したこともあり、早期に本格的な改造工事に着手していただきたいと思っています。また、西川福井県知事から、地元を含めた研究開発体制の整備を進めてもらいたいとの要望もいただいていますから、その方針に沿って実施していきたいと思っています。改造工事は約2年を要するということでございますし、また、設備の機能確認・点検を行った後で試運転を再開するということで、まずは安全確保を第一ということで進めて行きたいと思っています。これが動き出すことによりまして、核燃料サイクルの研究開発とともに、それに付随していろいろな研究にも弾みがつくのではないかなと期待しています。

(了)


(大臣官房総務課広報室)

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