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平成17年5月13日大臣会見概要

平成17年5月13日
9時37分〜9時46分
文部科学省記者会見室

◎一般案件

カタール国首長シェイク・ハマド・ビン・ハリーファ・アール・サーニ殿下及び同妃殿下の公式実務訪問賓客待遇について(了解)
(外務省)


◎国会提出案件

参議院議員白眞勲(民主)提出外務省の「新聞見出し作成費」に関わる契約内容に関する質問に対する答弁書について
(外務省)
参議院議員尾立源幸(民主)提出ネパールの人権回復に対する働きかけ及び対ネパール政府開発援助に関する質問に対する答弁書について
(同上)
参議院議員足立信也(民主)提出18歳未満に保障されている児童デイサービスの小学校卒業時打ち切りに関する質問に対する答弁書について
(厚生労働省)


◎公布(法律)

廃棄物の処理及び清掃に関する法律等の一部を改正する法律(決定)


◎人事

大臣)
 本日の閣議では、文部科学省関係の案件はありませんでした。総理からロシア訪問についての御報告がありました。閣僚懇談会におきましては、麻生総務大臣から、JR西日本の事故の被害者救出にあたり、いろいろな方々から協力をいただいたという報告がありました。地元の企業や学校などから、消防等の救助活動にいろいろとご支援いただいたということでした。具体的には、尼崎市立大成中学校の校庭を開放してもらい、ヘリコプターの離着陸に使わせていただいたり、それから保健室にあった毛布を全部出していただいたということです。また、手の空いた先生方は、全員が現場で救出作業を手伝っていただいたということでした。後日、消防署の方がお礼にお伺いすると、きちんと静かに授業をしていたということで大変感心したというようなお話がございました。そのような協力に対して、感謝状等を出してはどうかというご意見もありました。救助活動に対しては、それこそ名前が確認できない多くの方々が、協力しており、全員に一律に感謝状をということは難しいのかもしれませんが、どこまでできるかを含め、事務方で協議してもらおうと思っています。私としては学校名がはっきりしている大成中学校に対しては感謝状をさしあげるということを検討していただきたいと考えております。いずれにせよ、そういった方々がたくさんいらっしゃったということは、すばらしいことだと思いまし、そのような救助活動への協力があった事実は、多くの国民の方々に知っていただきたいと思います。

記者)
 教育基本法改正に関してですけれども、今週、与党教育基本法改正に関する検討会に提出した文部科学省の改正法案の「仮要綱案」において、「愛国心」の表現が「国を愛する心」と「国を大切にする心」と両論併記になっておりましたが、当初は両論併記ではないかたちで検討する動きもあったのに、最終的には両論併記としたのは、どのようなお考えからなのでしょうか。

大臣)
 「仮要綱案」については、省内でいろいろ検討いたしましたが、「国を愛する心」「国を大切にする心」の部分につきまして、与党の検討会でもまだ議論が十分に煮詰まっていないことから、両論併記の案を提示したということでございます。今後さらに検討会でご議論をしていただきたいと考えております。

記者)
 この問題は、去年の中間報告以降、議論が深まっていないと受け止めているのですけども、文部科学省として対応していくことはなかなか難しいと思われますので、この問題に対しては、まず与党の検討会の議論を先に見ていくということになのでしょうか。

大臣)
 私自身としては、「国を愛する心」ということでまとめていただきたいと思っていますが、やはり与党がきちんと議論を深めて、その上で国会提出というかたちが一番望ましいと思いますので、できるだけ速やかに与党の検討会において議論を進めていただきたいと考えております。

記者)
 関連なんですけれども、公明党の神崎代表が、さらに検討が必要であり、今国会には改正法案を提出しないという考えを示していますが、文部科学省としては、今国会に提出することは可能だとお考えですか。

大臣)
 現実の問題として、会期末まで一ヶ月ですから難しいと思いますけれども、会期延長ということになれば、まだ時間があると思っていますから、文部科学省といたしましては、与党間で合意ができて国会に提出できるように、最後まで努力していきたいと考えております。

(了)


(大臣官房総務課広報室)

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