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平成17年2月22日大臣会見概要

平成17年2月22日
9時9分〜9時17分
文部科学省記者会見室

◎一般案件

平成16年新潟県中越地震により被害を受けた中小企業者等に対する災害融資に関する特別措置の対象区域の追加について(決定)
(財務・厚生労働・経済産業省)


◎政令

平成16年新潟県中越地震による災害についての激甚災害及びこれに対し適用すべき措置の指定に関する政令の一部を改正する政令(決定)
(内閣府本府・財務・経済産業省)
警察官の職務に協力援助した者の災害給付に関する法律施行令の一部を改正する政令(決定)
(警察庁)
犯罪被害者等給付金の支給等に関する法律施行令の一部を改正する政令 (決定)
(同上)
海上保安官に協力援助した者等の災害給付に関する法律施行令の一部を改正する政令(決定)
(国土交通省)
関税法施行令等の一部を改正する政令(決定)
(財務省)
メキシコの特定の貨物に係る関税の緊急措置に関する政令(決定)
(財務・経済産業省)
経済上の連携の強化に関する日本国とメキシコ合衆国との間の協定に基づく関税割当制度に関する政令(決定)
(財務・農林水産・経済産業省)
船舶油濁損害賠償保障法施行令の一部を改正する政令(決定)
(国土交通省)


◎人事


◎報告

循環型社会形成推進基本計画の進捗状況の第1回点検結果について
(環境省)


大臣)
 本日の閣議におきましては、文部科学省関係の案件はありませんでした。町村外務大臣と大野防衛庁長官から米国出張の報告がありました。閣僚懇談会では、総理から、仮出所後の仕事として農業に従事するのもいいことだと思うので、刑務所内で農作業をやらせてみてもいいのではないかというようなお話がありました。それから、昨日、お台場で、暴れていた犯人に追いかけられて警官2人の逃げる映像が、ニュースで放送されていたそうで、あれはみっともない、しっかりしてほしいというお叱りの言葉がございました。

記者)
 天候が心配ですが、24日に予定されているH−2A(エイチツーエー)ロケットの打上げを間近にして大臣の所感をお聞かせください。

大臣)
 いよいよ明後日ですけれども、特に今回は、H−2Aロケットには、気象観測と航空管制のための衛星を搭載しておりますので、国民生活に密着しておりその期待も非常に大きいということから、JAXA(ジャクサ)(宇宙航空研究開発機構)は打上げに万全を期すため、念には念を入れて最終段階の準備に当たっているところです。ぜひ、今回は成功して、国民の期待に応えてもらいたいと思っております。

記者)
 寝屋川の小学校での事件の関係ですけれども、授業も再開されましたが、子どもたち等への影響も大きく、その対応は長期的になるかと思います。プロジェクトチームも設置をし、文部科学省としてできることはどんどんとやっていきたいという話を先日されましたが、対応の方はいかがでしょうか。

大臣)
 先週、各都道府県教育委員会を通じて学校の設置者等に対しまして、3つの要請をいたしました。特に教職員に対する防犯訓練を集中的に実施すること、地域と連携すること、それから警察との連携を一層密にして学校の安全確保の取組を進めるということです。さっそく、警備員を配置したり、防犯訓練を再度実施するなど、いろいろな取組を行っていただいているようでございまして、非常に機敏に対応していただいているのではないかと思っております。省内におきましても、安全・安心な学校づくりのためのプロジェクトチームも立ち上げましたけれども、状況を把握するため4人の職員を現地に派遣し、いろいろな話を聞いてきておりますから、それをもとにしてどういうことができるのか検討していきたいと思います。これまでにもいろいろな事件が起こりまして、もうかなりのことをやってきています。それに何かを付け加えていくということになろうかと思いますが、とにかく子どもたちを預かっている学校は、安全・安心な場所であること、保護者が安心して預けられるということがまず第一ですから、徹底的に検討して具体的な対処案を出していきたいと考えております。

記者)
 スマトラ島沖に、海底探査機を積んだ船が行って、海底の映像が撮影されつつありますが、まだ具体的な成果は出ていないとは思いますけれども、大臣はそれについてはどのような報告を受けており、また、どのようなことを期待していますか。

大臣)
 昨日から無人探査機を投入して、3,000メートル位まで下ろしたということで、具体的に断層がどのように映っているのか、まだそこまでは見ていませんが、さっそくそういったことに取り掛かっていただいて大変心強く思っております。このことは、現地の方々にとっても朗報だろうと思いますし、また、日本がなし得た国際貢献として評価され、さらにそれが日本の地震研究にも役立ってくる問題だと思います。地震の断層を観察するとともに余震発生の状況等を把握し、いろいろな情報をもたらしてくれると大変ありがたいと思っています。今回の調査は、我が国の最先端の科学技術力を活かして、アジアの諸国に対して国際貢献を行っていくという意味において、大変意義のあるものだと考えておりまして、実りある成果が上がることを期待しているところです。海の研究は、日本の国民にとっても夢を与えることにもなりますし、防災や環境保護などいろいろな分野に明るい希望を与える事業ではないかと思っています。去年の暮れに海洋研究開発機構に行って、船の実物を見たり、職員の方々といろいろなお話をしたりしたものですから、実感をもって大いに期待しています。

(了)


(大臣官房総務課広報室)

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