ここからサイトの主なメニューです
平成16年9月3日大臣会見の概要

平成16年9月3日
10時52分〜11時2分
文部科学省記者会見室

一般案件
アイスランド国特命全権大使トーヅル・アイギル・オスカーソン外1名の接受について(決定)
(外務省)
タジキスタン国駐箚特命全権大使楠本祐一に交付すべき信任状及び前任特命全権大使河東哲夫の解任状につき認証を仰ぐことについて(決定)
(同上)

国会提出案件
衆議院議員川内博史(民主)外1名提出知的財産制度における「法と経済学」的観点の重要性に関する質問に対する答弁書について
(内閣官房)
衆議院議員長妻昭(民主)提出警察の文書廃棄等に関する質問に対する答弁書について
(警察庁)
衆議院議員松本剛明(民主)提出我が国の防衛に係る情勢認識と、そのあり方に関する質問に対する答弁書について
(防衛庁)
衆議院議員前田雄吉(民主)提出スリランカの南部ハイウェイ建設事業に関する質問に対する答弁書について
(外務省)
衆議院議員阿部知子(社民)提出MMRワクチンと国の対応に関する質問に対する答弁書について
(厚生労働省)
衆議院議員伴野豊(民主)提出わが国における自殺者の増加に関する質問に対する答弁書について
(同上)
参議院議員山本孝史(民主)提出社会保険庁予算の開示の在り方に関する質問に対する答弁書について
(厚生労働省)
参議院議員山本孝史(民主)提出社会保険庁の広報関係経費をめぐる不祥事に関する質問に対する答弁書について
(同上)
衆議院議員佐藤謙一郎(民主)提出瀬戸市紺屋田町・東印所町の珪砂採掘計画に関する質問に対する答弁書について
(経済産業・農林水産・環境省)
衆議院議員細川律夫(民主)外1名提出高速道路のETC機器の現状に関する質問に対する答弁書について
(国土交通省)

政令
株式等の取引に係る決済の合理化を図るための社債等の振替に関する法律等の一部を改正する法律の一部の施行期日を定める政令(決定)
(金融庁・法務・財務省)
株式等の取引に係る決済の合理化を図るための社債等の振替に関する法律等の一部を改正する法律の一部の施行に伴う関係政令の整備に関する政令(決定)
(金融庁・法務省)
種苗法施行令の一部を改正する政令(決定)
(農林水産省)

人事


報告
1. 国会所管平成17年度概算要求書
1. 裁判所所管平成17年度概算要求書
1. 会計検査院所管平成17年度概算要求書
  について
(内閣官房)

大臣)
   本日の閣議では、文部科学省関係の案件等はございませんでした。

記者)
   北京の日本人学校での脱北者の駆け込み事件の件ですが、去年も同じような事件が起きて、安全対策などの取り組みをされたようですけれども、再びこのような事件が起きて、今後文部科学省として外国の日本人学校での安全管理対策について、何か改めて対策を講じるというお考えはございますでしょうか。

大臣)
   今回、29名という大量の不審者に侵入されたということで、非常に驚きましたが、子供たちに被害等がなかったということで安心しました。不審者は、すでに大使館へ移送されておりますが、再びこのようなことが起きないように改めて対策を検討していかなければなりません。北京の日本人学校では、昨年2月に同様の事件が発生しており、その時に外壁の防護用有刺鉄線や監視カメラの設置、警備員の増員を図ったり、緊急時対応マニュアルの改訂や避難訓練を実施するなどの安全対策の強化を行ってまいりましたが、結果的に同様の事件が発生したわけですから、対策が十分ではなかったということになります。今回の事件を踏まえて、日本人学校の安全をさらにどう確保するかということについて、外務省とも協議をしながら対応をしていきたいと思っております。また、北京の日本人学校においては、4日に臨時の学校運営委員会を開いて、今後の安全確保等の対応を協議するようです。また、そこでいろいろな御要望が出れば、外務省とも協議してさらなる強化策を図っていきたいと思っております。中国には日本人学校は、北京の他にも6校ございますが、子どもたちの安全は何にもまして非常に大事なことですから、しっかりとした対応をしていきたいと思っております。

記者)
   官邸でのアテネオリンピック選手団への感謝状授与式の席で、総理が、ナショナルトレーニングセンターの整備計画を前倒しするよう指示する発言をしましたが、この指示を受け文部科学省として具体的にどのような対応をされるのかお聞かせください。

大臣)
   これまでも、平成20年に開催される北京オリンピックに向けてできるだけ早く整備をしたいという思いでおりましたが、かなり大型の予算になりますし、施設整備なので物理的な問題もあると考えておりました。しかし、総理から特に前倒しで、できるだけ早く整備せよという私どもにとってもありがたい御指示がございましたので、最大限の努力をしてまいります。あの時に、席上では、選手団から拍手が起きておりましたので、これはもう大急ぎできちんとやらなければならないと思っております。ナショナルトレーニングセンターの施設は、3つの部分からなっておりまして、400メートルのトラック等がある屋外トレーニング施設と、室内競技の専用体育館としての屋内トレーニング施設、そして、250人規模の合宿用の宿泊施設からなっております。そこで、まず屋外と屋内のトレーニングセンターの完成は、できるだけ早ければ早いほどいいと思っております。早く完成すればするほど、選手の強化練習に使用できる期間が長くなりますから、物理的に最大限できることをして行きたいと思っております。それから宿泊施設については、予算的にもその後に整備をしようと考えておりましたが、総理からも全体として早く整備するようにという御指示がございましたので、北京オリンピック前に完成できるように予算要求をしていきたいと思っております。

記者)
   東北文化学園大学の補助金の不正受給問題について、報道にもありましたように警察の方の捜査が大詰めを迎えているようですけれども、文部科学省として刑事告発を検討されていると思うのですが、その点についてお聞かせください。

大臣)
   これまでも御説明してきたところですけれども、学校法人東北文化学園大学の設置認可申請に関わる問題については、文部科学省としても、事柄の重大さ、特に虚偽の申請書類を作成・提出するという悪質さに鑑みて、中心的役割を果たしたとみられる元理事長を刑事告発する方向で、宮城県警察本部と協議をしているところです。一部新聞に告発に関する記事が出ておりましたが、現時点では、正式に告発したという事実はありません。しかし、そういう時期に来ているという認識は持っております。今後の捜査との関係もございますので、いつどうするということを、今ここで申し上げることはできませんが、公表できる時がくれば、きちんと報告させていただきたいと思っております。

記者)
   東北文化学園大学には、告発と同時に、補助金の返還を求めることになるのでしょうか。

大臣)
   既に返還を命じているところです。これは、虚偽の申請をしたことは確認されておりますので、刑事告発をするしないにかかわらず、学校法人側に対して、不正に受給した補助金の全額について返還するように求めております。

記者)
   金メダリストも含めてアテネオリンピックの選手の皆さんとお会いになって、その御感想はいかがでしょうか。

大臣)
   金メダリストが全員そろってきてくれまして、努力してその結果を出したものなので、皆さん非常にまぶしく輝いていました。総理もその努力に対して、いくら褒めても褒め足りないというようなことをおっしゃってましたが、私もそういう思いですし、また、国民に大きな夢と希望を与えてくれて、感謝しても感謝しきれないような思いでした。ぜひ今後も、世界のトップアスリートとして活躍をしてもらいたいし、また、全国の次に続く子供たちに夢と希望を与えるように一層がんばってもらいたいと思います。全国各地で、金メダリストに来てもらいたいという声も出ておりますので、そういう要望にも応えてもらえるとありがたいと思っております。

(了)


(大臣官房総務課広報室)

ページの先頭へ   文部科学省ホームページのトップへ