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平成16年5月11日大臣会見の概要

平成16年5月11日
9時12分〜9時21分
参議院議員食堂

国会提出案件

衆議院議員長妻昭(民主)提出年金掛け金の流用に関する再質問に対する答弁書について
(厚生労働省)

衆議院議員古屋範子(公明)提出低髄液圧症候群の治療推進に関する質問に対する答弁書について
(同上)

参議院議員浅尾慶一郎(民主)提出我が国年金制度の在り方に関する質問に対する答弁書について
(厚生労働・財務省)

衆議院議員照屋寛徳(社民)提出船腹調整諸業務完了証明書と海砂積載基準等に関する質問に対する答弁書について
(国土交通省)

人事

大臣)
 本日の閣議では、文部科学省関係の案件等はございませんでした。閣議以外のことでお話したいことがございます。それは、再生パソコンを学校に寄贈していただくお話でございます。世界最先端のIT国家を目指すe-Japan戦略等に基づき、文部科学省として教育の情報化を推進しているところです。その一環としてITを活用した「わかる授業」の展開や子どもたちの「情報活用能力育成」のために、各学校の授業において情報機器を効果的に活用できる環境の整備に努めております。昨年11月に「ICT教育推進プログラム協議会」が設立され、企業や団体から寄付していただいた中古パソコンを一定の基準のもとに再生させ、全国の学校に配付する「リサイクルPC寄贈プログラム」が開始されております。この度、昨年末まで文部科学省で執務に使用していた約800台のパソコンが、レンタル期間の終了に伴い、関連企業から同協議会を通じて、段階的に全国の学校に寄贈されることになりました。本日、同協議会が、第一回寄贈開始について発表することになっております。このような企業の社会貢献を学校に橋渡しを行う同協議会の活動は、教育の情報化を推進し、地域間・学校間の情報格差を是正していく上で、非常に有用な取り組みであると考えております。今回の取り組みをきっかけにして、多くの企業や団体等が本プログラムの趣旨に賛同され、この仕組みを有効に活用し、多くのパソコンを寄贈していただくようお願いいたします。

記者)
 先週、福田前官房長官が年金未加入問題の責任をとる形で辞任しましたが、細田官房長官による新体制の所見と、また、福田前官房長官はIT、ITER(イーター)(イーター)(国際熱核融合実験炉)、三位一体改革、H2−A(エイチツーエイ)ロケット等の課題において中心的な役割を担ってきたと思いますが、その点も踏まえて今後の影響等をお伺いしたいのですが。

大臣)
 福田前官房長官は、内閣の要として非常によくやってこられたと思います。福田前官房長官は、年金未加入問題の内閣の責任を一身に負われたような形で、潔く決断をされたのだと思います。前官房長官がこれまでされてきたことを新官房長官がしっかり引き継いでいただけることは間違いないと思っていますから、そのことで心配はしていません。特に総理は、官房長官は総理の代理的な役割と内閣の中心として総理と一体であるという表現をされています。これによって内閣が揺らぐことは一切ないと思っています。今、御質問のありましたITER(イーター)等々の課題などは、内閣・国を挙げて取り組まなければいけない課題でありますが、細田官房長官は科学技術担当大臣も歴任されて、そういう課題は熟知をしておられますので、なんら心配はいたしておりませんし、さらに強力に御支援をいただけると思っています。

記者)
 昨日、民主党の菅代表が年金の未加入問題で辞任しましたけども、大臣はどのようにお考えでしょうか。

大臣)
 年金未加入の問題については、国会議員は特に法律を守らなくてはいけない立場にありますから、その責任は一般の国民より大きいと思っております。年金未加入者への告知や保険料徴収の仕組みが今のままで良いのか、大きな反省材料でもあります。国民の皆さまも年金に対する関心が大いに高まっており、この際、抜本的な改革に向かって国会としてもしっかりと考えていく必要があると思っております。菅代表は、党首という立場でお考えになったのでしょうから、私としては、他の政党のことについては特にあれこれ言うことはありません。

記者)
 東北文化学園大学の設置認可に関する問題で、その後の事実関係の調査と推移、また、刑事告発の検討等について、大臣のお考えをお聞かせください。

大臣)
 徹底した調査をしておりまして、4月27日に現地調査を行うなど、事実関係をかなり解明しつつあります。大学設置の財政的裏付けとなる寄付について、相当部分に重大な虚偽が含まれていることが判明しておりますので、今後、調査結果を踏まえて厳正な対処をしたいと思います。刑事告発については、宮城県警察本部と事前の相談を開始しているところでございます。

記者)
 宮城県警と相談を開始したということですけども、どういったことを相談しているのでしょうか。

大臣)
 申請書類に重大な虚偽が含まれていることから、刑事告発が可能なのかどうかなどの点について相談しております。

(了)


(大臣官房総務課広報室)

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