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平成15年9月26日大臣会見の概要

平成15年9月26日
9時57分〜10時6分
文部科学省記者会見室

◎一般案件
第157回国会における小泉内閣総理大臣所信表明演説案(決定)
(内閣官房)
平成12年三宅島噴火による東京都三宅村の区域に係る災害により被害を受けた中小企業者等及び医療関係施設の開設者に対する災害融資に関する特別措置の適用期間の延長等について(決定)
(財務・厚生労働・経済産業省)
平成15年度特別会計予算総則第14条第6項の規定に基づく経費の増額(3件)について(決定)
(財務省)
国会の会期前に逮捕された国会議員の氏名等の通知について(決定)
(内閣官房)

◎国会提出案件
衆議院議員長妻昭(民主)提出国家公務員のコネ採用に関する第3回質問に対する答弁書について
(内閣官房)
衆議院議員川田悦子(無)提出防衛庁等による発注等に関する第3回質問に対する答弁書について
(防衛庁)
衆議院議員北川れん子(社民)提出狭山事件・再審請求における最高検の証拠開示等に関する質問に対する答弁書について
(法務省)
衆議院議員長妻昭(民主)提出医薬品の副作用に関する再質問に対する答弁書について
(厚生労働省)

◎法律案
防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案(決定)
(防衛庁・総務・財務省)
一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案(決定)
(総務・財務省)
特別職の職員の給与に関する法律及び2005年日本国際博覧会政府代表の設置に関する臨時措置法の一部を改正する法律案(決定)
(同上)
裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案(決定)
(法務・総務・財務省)
検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案(決定)
(同上)
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律及び検疫法の一部を改正する法律案(決定)
(厚生労働・財務・農林水産省)

◎政令
公職選挙法の一部を改正する法律の一部の施行期日を定める政令(決定)
(総務・外務省)
公職選挙法施行令の一部を改正する政令(決定)
(同上)
司法書士法施行令及び土地家屋調査士法施行令の一部を改正する政令(決定)
(法務省)
独立行政法人緑資源機構法による不動産登記に関する政令(決定)
(同上)
農業災害補償法施行令の一部を改正する政令(決定)
(農林水産・財務省)
主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律施行令等の一部を改正する政令(決定)
(同上)
廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令の一部を改正する政令(決定)
(環境省)

◎人事

◎配付
☆平成15年警察白書 (警察庁)
☆消費者物価指数
(総務省)



大臣)
 本日の閣議では、本国会での総理の所信表明演説案の決定がありました。閣僚懇談会では、防災担当大臣から、釧路沖を震源として、本日午前4時50分頃から、大きな地震が二度にわたり発生し、最大震度は北海道の日高、十勝、釧路地方において震度6弱となっており、北海道、東北地方の沿岸部に津波が観測されたということ、そして、午前5時20分に官邸危機管理センターにおいて、緊急参集チーム会議が防災担当大臣の下に開催され、午前8時30分には災害対策関係省庁連絡会議を開催するなど被害情報の収集把握に努め、内閣府防災担当の職員3名を北海道庁へ派遣したこと、現在までに死者1名、負傷者51名、苫小牧の石油タンク火災等の被害の報告あり、管制塔被害のため釧路空港も一時閉鎖されたこと、また、被害に遭われた方々に対して心からお見舞いを申し上げますというお話がありました。外務大臣からは、北方4島にもいろいろと被害があると思われるので、北方4島にも配慮したいというような御発言もありました。当省の対応としては、6時10分に文教施設部施設企画課に災害情報連絡室を設置し、関係機関と連携して迅速かつ的確な情報収集を行うための体制を整え、文部科学省関係の被害状況等の把握に努めています。また、8時には北海道と青森県、岩手県の教育委員会に対して、児童生徒の安全確保及び二次災害防止策等の配慮と被害情報等の把握を指示しました。7時現在で当省が受けている情報としては、十勝、釧路付近で49校の学校が臨時休校するということです。それから、文部科学省所管の原子力施設しては、青森県むつ市に日本原子力研究所むつ事業所があり、また、放射性同位元素等を使用する施設としては、北海道士幌町の士幌アイソトープ照射センターと北海道札幌市に札幌医科大学医学部などがありますが、異常はないとの報告を受けております。

記者)
 今回の地震の関係で、文部科学省としては情報収集も含め、今後どのような対応等行うのかお聞かせください。

大臣)
 当面は、先ほど申し上げましたとおり、児童生徒の安全確保と二次災害防止について十分注意をするよう指示し、被害情報等について迅速かつ的確に提供していただくということです。また、現段階では、校舎等の学校施設の甚大な被害報告は受けていませんが、これからいろいろ物的被害や危険建物の報告があるかもしれませんので、緊急に調査して、早急に対応しなければならないと思っております。

記者)
 昨日、東京慈恵会医科大学青戸病院の医師が逮捕されるという事件がありました。大学附属の病院ですけれども、報道されている内容からするとかなりずさんな手術だったようです。大臣の御感想と、もし文部科学省としての対応があればお聞かせください。

大臣)
 我々も報道等で初めて知ったというのが実状で、東京慈恵会医科大学からの事前の報告は受けていません。絶対にあってはならないことで、医療全体に対する信頼を失う行為だと思います。今後の再発防止策を徹底的に指導しなければならない。「実績作り」という新聞の見出しもあり、医師のモラルにも関わる問題もあるようです。大学の附属病院での事件ですので、文部科学省としても看過できないと思っております。当該大学病院から近日中に、当時の事故の状況等に関する報告の申し出があったので、事実関係を確認のうえ、事故の再発防止策について、適切に指導してまいりたいと思っております。

記者)
 大学の倫理委員会に申請をしなかった点について大臣としては、どう思われますか。

大臣)
 現時点では、事実関係についての詳細な報告を受けておりませんので何とも言えませんが、報道等にあるように決められた手順を踏まずに行ったのが事実ならば、極めて遺憾なことです。

(了)


(大臣官房総務課広報室)

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