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平成15年2月12日大臣会見の概要

平成15年2月12日
9時〜9時6分
文部科学省記者会見室

パプア・ニューギニア国駐箚特命全権大使山下勝男外1名に交付すべき信任状及び前任特命全権大使田中辰夫外1名の解任状につき認証を仰ぐことについて(決定)
(外務省)

◎法律案

住宅金融公庫法及び住宅融資保険法の一部を改正する法律案(決定)
(国土交通・財務省)
独立行政法人都市再生機構法案(決定)
(国土交通・財務・経済産業省)

◎政令

警備業法の一部を改正する法律の施行期日を定める政令(決定)
(警察庁)
古物営業法の一部を改正する法律の一部の施行期日を定める政令(決定)
(同上)
古物営業法施行令の一部を改正する政令(決定)
(同上)

◎人事

大臣)
 今日の閣議では、我が省に関係する案件はありませんでした。
 閣僚懇談会では、鴻池構造改革特区担当大臣から、「第2次提案募集に対して651件という多くの提案が出されており、それだけ特区に対する国民の期待も大きい。しかし、各省庁の対応を見ると、国民のその大きな期待に必ずしも十分に応えていると言えるようなものにはなっていない。ついては、各大臣がしっかりリーダーシップを発揮して取り組んでほしい。」との御発言がありました。総理からも、鴻池構造改革特区担当大臣の発言を受けて、特区についてしっかり取り組んでほしい旨の御発言がありました。我が省は、最も関心を集めていた株式会社の学校参入について前向きに捉えておりますので、閣議が終っての帰り際に、鴻池構造改革特区担当大臣が、文部科学大臣にはよく協力してもらってるといった趣旨のことを言っておられました。内閣の姿勢として、特区について前向きに、という考え方が明確にされたわけであります。

記者)
 昨夜、インターネットを通じて知り合った男女3人が一緒に自殺をするという事件が起きたのですが、以前にも、北海道の男性がインターネットを通じて知り合った女性に青酸カリを送り、その女性が自殺をするという事件もありました。今回亡くなったのは20歳以上の男女ですが、発見したのは17歳の高校生ということであり、もしかしたら巻き込まれる可能性もありました。大臣はどうこの事件を受け止められているのでしょうか。また、何か取り得る対策があればお答えいただきたいのですけれども。

大臣)
 痛ましい事件です。今回の事件については、20歳を過ぎた大人たちが自ら決断してこのようになったのだと思いますし、背景がよく分かりませんので軽々にコメントはできません。一般論として申し上げれば、それぞれの人がしっかり自分で自らの人生を切り開いていくという意思を持つことが望ましいと思います。自殺について同調者を求めること自体がどうかと思いますし、そういったサイトを見てその場所に行き一緒に死んでしまうというのは、本当に残念といいますか、日本のような恵まれた国で生きているということをよくかみしめて生きていくべきではないかな、と思います。
 ITの発達により、そういった以前にはなかったサイトがいろいろな犯罪や事故を拡大していくという可能性もあるわけです。そういうサイトに安易に頼り過ぎて、自分の考えや意志、どう生きるべきかといったことをしっかり持たないままに情報に左右されていく、というようなことがないようにしていかなければならないと思います。また、自殺についてのサイトをそのまま放置しておくことがいいのかどうか、もちろん表現の自由との関係などもあると思いますが、他者までも誘い込むようなこういう情報の発信が現にいくつか出てきているだけに、そのまま放置していいものだろうかと個人的には思います。

(了)


(大臣官房総務課広報室)

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