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平成14年10月16日大臣会見の概要

平成14年10月16日
10時2分〜10時10分
文部科学省記者会見室

◎一般案件

ウクライナ国駐箚特命全権大使天江喜七郎外2名に交付すべき信任状及び前任特命全権大使本田  均外2名の解任状につき認証を仰ぐことについて  (決定)
(外務省)
恩赦について(決定)
(内閣官房)

◎人事

大臣)
 閣議は、総理の所信表明演説の内容についてでありました。かなり論点を絞った中身でありましたが、これについてまだ公表できないことになっております。
 閣僚懇では、北朝鮮に拉致された方々が一時帰国されたわけですが、これまでの長い間、この問題が解決に至らなかったということも踏まえて、今後この問題の本格的な解決に向けてしっかり取り組もうということで閣僚間の意見が一致しました。

記者)
 まず拉致の問題からですが、今日は新聞も拉致の関係で紙面が大きく埋まって、やはりこれは大きな問題だと思います。閣僚懇でも、しっかり取り組もうということで意見が一致したそうですが、昨日5人が日本に帰られたことについての感想と、今後政府としてどういう優先順位をつけて取り組んでいくのかという点について、大臣のお考えはいかがでしょうか。

大臣)
 昨日映像を通して日本にお帰りになった方々の様子を拝見しました。ずっと見ていたわけではないのですけど、私としては、御家族との再会を喜んでおられる様子を見て、ほっとしたというのが実感であります。長い間本当に御苦労されたのに、「長年心配をかけてすみませんでした」というような発言もお聞きしたりして、本当に胸が熱くなりました。この問題に関連しては、私は何か申し上げるような立場ではないかもしれませんが、やはり事実解明をしっかりやっていく、そしてこの問題について多くの国民が期待しているように、何か疑問点があるのであれば、それについてしっかり調査していく必要があるのではないかと思います。
 また、拉致問題だけではなく、北朝鮮の問題は、国際情勢の中でも非常に難しい問題を様々に抱えていますので、そういうことについて日本政府としてどのように対処していくか、大変大事な局面に入ってきているわけです。今月末からの両国間の接触の中で解決に向かっていくといいと思います。

記者)
 もう一つは所信表明の関係ですけれども、今日は検討会ということだと思うのですが、教育分野についての盛り込みについて、大臣からこうしてほしいという話はなかったのですか。

大臣)
 それについてはお答えできないことになっておりますが、教育の関係は全体の中で扱われておりまして、特に私の方から何か申し上げたというわけではありません。

記者)
 昨日、文化庁の現代日本文学の翻訳・普及事業の対象作品27件が発表されたのですが、その際に、担当課の人が何故この作品が選ばれたかという選考理由について発表する考えはないというような姿勢でした。今、あらゆる行政の施策について説明責任というものがあると思います。先日の大学のCOEプログラムのときも何故この大学が選ばれたのか、説明が足りないのではないかということもあったのですが、今回の件について大臣はどのようにお考えでしょうか。

大臣)
 この話は文化庁からまだ詳しく聞いておりません。選定委員の方々からいろいろな御意見が出された中で、最終的にそれらを選んだということであろうかと思います。選び方は様々あるのでしょうけれども、そこはおそらく専門の方に委員をお願いして、その方々の御見識を重視して選んだということでしょう。そのプロセスについては、説明できることはきちんと説明するのがよいでしょうし、専門家の方々による合議の結果決まったということであれば、そういうことを説明すればいいのではないのでしょうか。(了)


(大臣官房総務課広報室)

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