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平成14年6月4日大臣会見の概要

平成14年6月4日
8時53分〜9時
参議院議員食堂

一般案件
犯罪人引渡しに関する日本国と大韓民国との間の条約の批准について(決定)
  (外務省)
気候変動に関する国際連合枠組条約の京都議定書の受諾について(決定)
  (同上)
1987年の原子力科学技術に関する研究,開発及び訓練のための地域協力協定の有効期間を延長する第3次協定の受諾について(決定)
  (同上)
イラン国駐箚特命全権大使河村武和外1名に交付すべき信任状及び前任特命全権大使孫さき  亨外1名の解任状につき認証を仰ぐことについて(決定)
  (同上)
恩赦について(決定)
  (内閣官房)
国会提出案件
1. 防災に関してとった措置の概況
   
1. 平成14年度において実施すべき防災に関する計画
について(決定)
 
s_01   s_03
b_1   内閣府本府・警察・防衛庁・総務・
文部科学・厚生労働・農林水産・
経済産業・国土交通省
  b_1
s_02   s_04
1. 平成13年度土地の動向に関する年次報告
   
1. 平成14年度において土地に関して講じようとする基本的な施策
について(決定)
  (国土交通省)
衆議院議員川田悦子(無)提出有事立法における日本赤十字社の役割に関する質問に対する答弁書について
  (内閣官房)
衆議院議員保坂展人(社民)提出郵便輸送における安全問題に関する質問に対する答弁書について
  (総務省)
衆議院議員保坂展人(社民)提出郵便事業における非常勤職員の雇用に関する質問に対する答弁書について
  (同上)
衆議院議員玄葉光一郎(民主)提出日本郵政公社法案外3法案に関する質問に対する答弁書について
  (同上)
衆議院議員玄葉光一郎(民主)提出民間事業者による信書の送達に関する法律案についての質問に対する答弁書について
  (同上)
衆議院議員玄葉光一郎(民主)提出郵便貯金・簡易保険の規模等に関する質問に対する答弁書について
  (総務・財務省)
衆議院議員岩國哲人(民主)提出前オランダ大使の出国状況に関する質問に対する答弁書について
  (外務省)
公布(条約)
犯罪人引渡しに関する日本国と大韓民国との間の条約(決定)
公布(法律)
船舶職員法の一部を改正する法律(決定)
地球温暖化対策の推進に関する法律の一部を改正する法律(決定)
エネルギーの使用の合理化に関する法律の一部を改正する法律(決定)
電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法(決定)
野菜生産出荷安定法の一部を改正する法律(決定)
政令
野菜生産出荷安定法施行令の一部を改正する政令(決定)
  (農林水産・財務省)
農業協同組合法施行令の一部を改正する政令(決定)
  (農林水産省・金融庁)
国土交通省組織令の一部を改正する政令(決定)
  (国土交通省)
海上運送法施行令の一部を改正する政令(決定)
  (同上)

大臣)
 今日の閣議はいくつか案件がございましたが、我が省としましては、先般のワールドカップサッカー開幕戦、開幕式典に参加した事につきまして報告を致しました。閣議案件で大きなものは、今日京都議定書の受諾について決定が行われまして、これに関連して外務、経済産業、環境各大臣からの発言がありました。それから防災白書についての報告がありまして、防災担当大臣からの説明がございました。これは我が省もかなり絡んでおります。それから土地白書の報告もございました。その他は特に御報告する事はありません。
 ワールドカップサッカー大会につきまして私より、今日からベルギー戦(日本初戦)も始まるし、力一杯やるので応援をよろしくという事を申しました。国土交通大臣から、一生懸命各省対応しているのに席が満たされていない。国としてしっかりと抗議を申し述べるべしとの御発言がございました。既に文部科学大臣として、FIFA会長に申し入れ、FIFA会長から善処するという返事をもらっていますし、できるだけ多くの人に楽しんでもらえるように一生懸命対応している趣旨の事を御説明しておきました。総理からも最後に御発言がありまして、今までフーリガン対策は非常にうまくいっている。気を緩める事なく最後までしっかりやってくれとのお話がございました。閣議においてもワールドカップの事について、大変皆さん関心が高く、私としては大変ありがたい事だと思っています。

記者)
 ワールドカップサッカーの関係ですが、今後の売れ残りのチケット対策、空席を埋める対策、特に今日ベルギー対日本戦があるわけですが、今後何か新たな対応等ありましたら聞かせて下さい。あと韓国では既に損害賠償の動きがありますが、今後日本政府としてどのように関わっていくのかお聞かせ願えますか。

大臣)
 このように多くの売れ残りチケットによって空席が生じているのは極めて遺憾でありまして、私はFIFAの責任は非常に大きいと思っております。私どもとしましてはとにかく試合ごとの空席がなるべく少なくなるように、できるだけ多くの国民がこれを楽しむ事ができるように今、全力をもって対応しております。昨日文部科学省のスポーツ・青少年局長からFIFAに対しまして、大会の安全な運営を確保しながらより多くのファンの期待にこたえるという観点から、FIFAがJAWOCと提携して、チケットを完売するための対応措置を速やかに講じることなどを求める要請文書を出したことは既に御存知だと思いますが、昨日FIFAとJAWOCが東京で会合をもちまして、日本における試合の観戦席を満席にする観点から、一つは残っている6月5日、6日の日本開催試合の在庫80パーセントをJAWOCが電話受付を販売する旨。もう一つは受付番号を受け取った購入者はチケットぴあの店頭等でチケット交換証明書を受け取って、その後スタジアム近くの指定された場所で、その証明書とチケットを交換することを可能にすることなどの決定が行われまして、JAWOCは既に今日、協議の結果をプレス発表したと聞いております。私どもとしましては、その推移を注意深く見守りながら、この問題についてできるだけ力を注ぐように、昨日直接担当局長にも、私の意志を伝えましたし、そのこともJAWOCがきちっと引き受けてくれまして、今善処してくれていると思います。まだ始まったところでございますから、今後の状況を見ながら今後の事について、更になすべきことがあれば対応していきたいと思っております。その問題もございますけれど、とにかく今日は日本にとりまして注目すべき第1戦がございますので、心から応援しかつまたその試合が円滑に行われるように私としては思っているところでございまして、私も是非とも行ってこれを応援し、またこの試合が多くの人に満足する運営となるように見守りたいと思っております。

記者)
 損害賠償については今のところ、文科省としてはどのように考えているのでしょうか。

大臣)
 これは韓国側と連絡を取りながら、FIFAとの対応については今後考えていきたいと思います。どういう形で抗議をしていくかという事より、とにかく今は、問題を解決するという事が先決だと考えております。

記者)
 閣僚懇でチケット問題について発言があったのは国土交通大臣以外ではなかったのでしょうか。

大臣)
 特にございませんでした。

記者)
 今日はブルーのスーツですね。やはりブルーですか、今日は。

大臣)
 今日はちょっと意識しまして、ブルーもこういう(濃い)色ですね。この間スウェーデン戦のときは、青ければいいかと思っていたら、あの色ではちょっと薄いことが分かりました。

記者)
 あと応援では何か特に考えていらっしゃることとかありますか。ペイントをされるとか、旗とか、そういうことはいかがですか。

大臣)
 そこまでは考えておりませんけど、とにかく担当大臣ですから、相手国の王室の方も来られてますし、その辺はきちんと対応していかなくてはいけません。

記者)
 今日の試合予想はいかがですか。

大臣)
 これはもう専門家におまかせしましょう。私としてはなんとか第1戦勝って欲しいという一念もございますが。(了)


(大臣官房総務課広報室)

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