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平成13年6月8日大臣会見の概要

平成13年6月8日
9時13分〜9時20分
参議院議員食堂

一般案件
平成13年度特別会計予算総則第14条第7項の規定に基づく経費の増額(3件)について(決定)(財務省)
平成14年度に日本学術会議が開催する国際会議について(了解)(総務省)
ナミビア国及びレソト国駐箚特命全権大使榎泰邦に交付すべき信任状及び前任特命全権大使畠中篤の解任状につき認証を仰ぐことについて(決定)(外務省)
国会提出案件
1.平成12年度観光の状況に関する年次報告
1.平成13年度において講じようとする観光政策について(決定)(国土交通省)
衆議院議員金田誠一(民主)提出外務省公金横領疑惑における外務省内部調査に関する再質問に対する答弁書について(外務省)
参議院議員櫻井充(民主)提出地方債発行に関する質問に対する答弁書について(総務省)
公布(法律)
気象業務法の一部を改正する法律(決定)
水防法の一部を改正する法律(決定)
国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律の一部を改正する法律(決定)
政令
宮内庁組織令の一部を改正する政令(決定)(宮内庁)
義務教育費国庫負担法第2条但書の規定に基き教職員給与費等の国庫負担額の最高限度を定める政令及び公立養護学校整備特別措置法施行令の一部を改正する政令(決定)(文部科学・財務省)
平成12年度における旧私立学校教職員共済組合法の規定による年金等の額の改正に関する政令の一部を改正する政令(決定)(同上)
林業改善資金助成法施行令の一部を改正する政令(決定)(農林水産・財務省)
環境省組織令の一部を改正する政令(決定)(環境省)
水質汚濁防止法施行令の一部を改正する政令(決定)(同上)
人事
大臣)
   今日の閣議は、一般案件、法律公布。政令関係で二つ、我が省関係ありますが、非常に技術的な話でございます。すでにご存知と思いますけども、義務教育費国庫負担法第2条但書の規定に基き教職員給与費等の国庫負担額の最高限度を定める政令の関連でございます。もう一つは、旧私立学校教職員共済組合法の規定による年金等の額の改定に関する政令の一部改正で、いずれも技術的な政令でございます。その二つが決定されました。あとは環境白書が出たことでございます。
記者)
   教科書問題ですが、韓国政府の再修正要求から一ヶ月位が経ちますが、専門家による精査の状況やいつごろまとまるという見通しがあるのかを伺いたいのですが。
大臣)
   少しでもまとまったら、報告を受けることになっておりますけれども、まだ私のところに報告が無いところを見ますと、今作業中だと思います。正確に申し上げる段階でございません。
記者)
   審議日程がかなり厳しい中で、教育改革関連法案3法がなんとか通る可能性が高まってきたと思いますが、そのあたりについては。
大臣)
   もう19時間、審議をやりまして、さらに今日3時間半ということで、私としてはできるだけトンネルの先の明かりが見えて欲しいと思っておりますが、今のところまだ先行きが良く分かりません。ただ、私としては誠実に質疑に対応をしてできるだけ早い成立を願うというところでございます。
記者)
   トンネルの先の明かりが見えて欲しいがまだ見えてこないということでよろしいでしょうか。
大臣)
   今のところ、私の段階では見えるようでございません。
記者)
   国立大学の構造改革についてですが、経済財政諮問会議の議論も含めて今後の対策、検討を進めていくということでしょうか。
大臣)
   今検討中でございまして、この問題は避けて通れない問題ですので、どのように日本の国公私を通じた大学がよくなっていくかという角度で、国立大学のあり方も考えなくてはならないと思っておりまして、今その方策については検討中でございます。
記者)
   民営化論についてはどのように。
大臣)
   そのことも含めまして、どのように国立大学の構造改革をしていくかについて、大学側の意見ももちろん聞かなくてはいけませんし、今精力的に検討中であります。
記者)
   先ほど、避けて通れない問題というお話がありましたが、大臣としてどういうところが問題・課題としてあって、そのためにどういうものを目指したいのかを具体的にお願いします。
大臣)
   今、内閣が構造改革に向けて色々な方策を練っているところです。その一環として、人材育成のあり方等が非常に重要なファクターとして論じられているわけでして、その中で、大学のあり方ももちろん論じられていくということで、それを睨みながら、しかし目的はやはり日本の大学をどうさらに良くして、21世紀の日本の知的プレゼンスを高めるために改革していくかということが大事だと思ってまして、そういうことを全体的なことを見ながら検討しています。
記者)
   小泉総理の「聖域なき構造改革」の一つとしてということでしょうか。
大臣)
   議論の対象になるということは当然です。「聖域なき」ということですから。ただ、我が省としてはあるべき大学の使命というもの等を重視しながら、しかしその構造の改革の要請にどう応えていくかということの視点が非常に大事だと思っています。
記者)
   諮問会議では6月末に「骨太の改革」をまとめる方針を打ち出してますけども、その中には入っているのでしょうか。
大臣)
   多分、これからの日本の社会を考えたときに、人材育成ということで、非常に大事な課題となると思いますから、その角度で盛り込まれていくと思いますが、どのように盛り込まれていくは、まだ検討段階です。(了)

(大臣官房総務課広報室)

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