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平成13年4月10日大臣会見の概要

平成13年4月10日
9時45分〜9時55分
文部科学省記者会見室

◎一般案件
☆ニカラグァ国駐箚特命全権大使清水訓夫に交付すべき信任状及び前任特命全権大使伊藤  勝の解任状につき認証を仰ぐことについて(決定)(外務省)
☆恩赦について(決定)(内閣官房)

◎国会提出案件
☆1.平成12年度食料・農業・農村の動向に関する年次報告
☆1.平成13年度において講じようとする食料・農業・農村施策
について(決定)(農林水産省)

◎公布(条約)
☆民生用国際宇宙基地のための協力に関するカナダ政府,欧州宇宙機関の加盟国政府,日本国政府,ロシア連邦政府及びアメリカ合衆国政府の間の協定(決定)

◎公布(法律)
☆配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律(決定)
☆環境省設置法の一部を改正する法律(決定)
☆犯罪被害者等給付金支給法の一部を改正する法律(決定)

◎法律案
☆電気通信事業法等の一部を改正する法律案(決定)(総務省)

◎政令
☆最高検察庁の位置並びに最高検察庁以外の検察庁の名称及び位置を定める政令及び検察審査会の名称及び管轄区域等を定める政令の一部を改正する政令(決定)(法務省)
☆補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律施行令の一部を改正する政令(決定)(財務省)

◎人事

大臣)
 今日の閣議でございますが、我が方の関連では「民生用国際宇宙基地のための協力に関するカナダ政府,欧州宇宙機関の加盟国政府,日本国政府,ロシア連邦政府及びアメリカ合衆国政府の間の協定」の条約公布で、ロシアの国内手続が完了したので、前から決まっていたのですが改めて条約の公布をするという案件がございました。あとは直接文部科学省と関係するものはありません。
 アメリカ時間の4月9日10時から11時、日本時間で4月9日の23時から24時に、NASA(ナサ)のゴールディン長官とNASDA(ナスダ)の山之内理事長との会談で、ゴールディン長官からNASDA(ナスダ)の野口宇宙飛行士が2002年7月のスペースシャトルに搭乗することを決定したと山之内理事長に伝えられたという連絡が入ったところでございます。スペースシャトルへの搭乗者は毛利さん、向井さん、土井さん、若田さんに次ぐ5人目ということで、大変喜ばしい限りだと思っております。基本的にはNASA(ナサ)のジョンソン宇宙センターで訓練を続けており、たまに日本に帰ってきているような話ですが、いずれにしても2002年の7月ですから来年の7月ということで、野口飛行士の活躍を期待しておりますし、こういう決定をしていただいたNASA(ナサ)の皆様方にも感謝をしたいと思っております。

記者)
 政局関連ですが、いよいよ昨日小泉さんが正式に立候補する意欲を示されました。また動きがかなり活発になるのではと思うのですが、その辺をどのようにお考えですか。

大臣)

 昨日の昼間、小泉会長から事実上の出馬表明があったと受け止めております。私は直接聞きませんでしたが、要するに派閥単位ではなく幅広い推薦を、幅広いご支援をということがあるようで、今日中にはご推薦をいただけそうな方々に会ってどういう体制で小泉推薦委員会のようなものを作っていくのかということを詰めていきたいと思っております。
具体的な名前が挙がってくるのは、明後日が立候補の受付でありますから、明後日になると思います。事実上20人は十分確保できているという認識に立って幅広く体制を組んでいきたいと思っております。

記者)
 総裁選に向けてどういう所をポイントとするのでしょうか。

大臣)
 一番は何と言っても経済対策でしょう。緊急経済対策もありますが、それに加えて財政、金融、税制、社会保障などを含めた構造改革、中期、長期の経済対策といったものをまず第一に、これは国民が期待するところでありましょうから、その点について小泉さんなりの考えをはっきり出してもらうことが一番大切だと思います。もう一つは党の改革。KSD事件の反省というものもあると思いますから、どういう党改革をこれからやっていこうとするのかというあたりでしょう。もちろん、私の立場から言えば教育や科学技術を小泉さんの政策に含めてもらいたいと思いますが、あとは小泉候補がどういうところに重点を置いてお話をするのかということは、これから良くご相談をしながら、小泉さんの候補者としての判断があるでしょう。

記者)
 韓国の在日大使が一時帰国するという発表がありましたが、文部科学省としてどうやって説明をしていくのでしょうか。

大臣)
 一連の経緯について、一時帰国をされて本国政府ご報告をするということでお帰りになったのだろうと思います。そういう中で大使が、日本国政府の考え方、文部科学省の考え方などを正確に本国にお伝えいただければありがたいと思っておりますし、さらに願わくばどういう教科書の内容であるのかというあたりまで、大使の知っておられれる正確な情報を本国にご報告いただければ、私は一時的な波風があっても最終的にはご理解をいただけると思っております。なお、先ほど聞いたのですが、韓国の国会議員の方々が明日、明後日に日本にお見えになるようでございますから、日程が許せばお目にかかってきちんとご説明申し上げたいと思っております。(了)


(大臣官房総務課広報室)

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