「先端研究設備整備補助事業(物質・材料科学分野)」の公募について

令和元年12月26日

文部科学省では、このたび、「先端研究設備整備補助事業(物質・材料科学分野)」の公募を開始いたしました。
あわせて、下記のとおり公募説明会を開催しますのでお知らせいたします。

1.事業名

先端研究設備整備補助事業(物質・材料科学分野)

2.事業の目的

近年、我が国の研究力が他の先進国に比べて低迷しており、この現状を一刻も早く打破するため、研究環境の改革の一環として、先端的な研究設備(以下「先端共用研究設備」という。)の戦略的整備(既存の研究設備の高度化を含む。以下同じ。)・活用を加速することが必要とされています。
特に、物質・材料科学分野については、統合イノベーション戦略2019の重要分野であるAI技術、量子技術、バイオテクノロジー分野を支える基盤であるとともに、吉野彰氏が蓄電池研究によりノーベル賞を受賞するなど我が国が強みを有する分野ですが、技術提供の高度化や先端機器の高額化に伴い、大規模共用化が喫緊の課題となるなど、マテリアルテクノロジー(※1)をコアとする先端共用研究設備の整備・活用が欠かせません。このため、本事業では、「創発的研究」の場の形成として研究者のニーズが特に高い先端共用研究設備を整備します。
さらに、若手研究者が保有できない先端共用研究設備については、ネットワーク化・集約化して持つことにより、その効果が最大限発揮される(※2)ため、整備した先端共用研究設備を資金力に乏しい若手研究者を含めて幅広く共用することにより、若手研究者をはじめとした研究力の向上を図るとともに、日本企業の産業競争力の強化や物質・材料科学分野における我が国の競争力の強化につなげます。また、様々な分野の研究者や産学の垣根を超えた研究者が先端共用研究設備の共用を通じて集うことにより、人材・アイデア・研究の融合の場の形成に貢献します。

※1 物質や材料、デバイスに係る科学技術
   (「イノベーション創出の最重要基盤となるマテリアルテクノロジーの戦略的強化に向けて(第6期科学技術基本計画に向けた提言)」 令和元年10月18日 ナノテクノロジー・材料科学技術委員会(https://www.mext.go.jp/content/20191226-mxt_nanozai-000003507_1.pdf (PDF:4.76MB)PDF)9ページを参照のこと)。

※2 例えば、ネットワーク型の共用インフラであるナノテクノロジープラットフォームは、利用者の半数が若手研究者であり、異分野融合・創発に不可欠な状況となっています。

 

3.事業の内容

公募要領を御覧ください。

4.提案書類の提出締切り及びスケジュール

(1) 提出締切り

  • 令和2年1月17日(金)17時 必着 (※当日17時までの送信記録のあるもの)


(2) スケジュール

  • 公募開始   令和元年12月26日(木)
  • 公募説明会  令和2年1月 8日(水)
  • 公募締切り  令和2年1月17日(金)17時(必着)
  • 審査      令和2年1月中旬~下旬 ※ ヒアリングを行う場合は、令和2年1月27日(月)午後に実施予定
  • 採択決定   令和2年2月上旬

 【以降採択された提案の事業者のみ】

  • 交付申請   令和2年2月上旬
  • 交付決定、補助事業開始 補正予算成立後

5.公募説明会

公募説明会を、1月8日(水)13:00~13:45文部科学省15階科学技術・学術政策局会議室1で実施します。出席を希望する場合は、1月7日(火)16:00までに、出席者(1機関当たり、2名まで)の氏名、所属、電話番号、メールアドレスを、nanozai@mext.go.jpまで電子メールにて連絡してください(受領については通知しないものとします)。当日席に余裕がある場合は、事前登録されていない機関でも参加は可能とします。なお、公募説明会に出席しない場合でも、本事業への提案は可能です。

※Q&Aを公開いたしました(2020年1月10日更新)※
なお、本Q&Aについては随時更新していきますので、ご確認いただきますようお願いいたします。

「先端共用研究設備補助事業(物質・材料科学分野)」Q&A【2020年1月10日時点】 (PDF:227KB)PDF

6.公募要領等

※様式修正(2020年1月9日)※
様式2別添1の「予定納期」のプルダウンの内容を修正いたしました。
【修正内容】令和元年1月、令和元年2月、令和元年3月 ⇒ 令和2年1月、令和2年2月、令和2年3月

お問合せ先

研究振興局 参事官(ナノテクノロジー・物質・材料担当)付

先端研究設備整備補助事業(物質・材料科学分野)担当

電話番号:03-6734-4101
メールアドレス:nanozai@mext.go.jp

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(研究振興局 参事官(ナノテクノロジー・物質・材料担当)付)