令和5年4月14日
英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業の令和5年度新規採択課題について、日本原子力研究開発機構が4月12日から公募実施中ですので、お知らせします。
本事業は、日本原子力研究開発機構(JAEA)廃炉環境国際共同研究センター(CLADS)を中核とし、国内外の多様な分野の知見を組織の垣根を越えて融合・連携させることにより、中長期的な東京電力ホールディングス株式会社福島第一原子力発電所の廃炉現場のニーズに対応する研究開発・人材育成を推進するものです。
東京電力福島第一原子力発電所の廃炉の加速に資することを目的として、日英の様々な分野の研究が融合・連携し、幅広い知見を集めて研究開発を推進するため、以下のテーマで公募を行います。
【テーマ】先進廃炉科学研究(Joint research on advanced nuclear science including decommissioning relevant to Fukushima and Sellafield)
本プログラムでは、日英両国にとってメリットとなる関係を構築するため、日英の研究者が連携して日英両国のニーズを擦り合わせた共同研究課題を設定してください。
共同研究課題の設定においては、原則として、以下の4つの分野からキーワードを参考に研究分野を選定してください。複数の研究分野を選定することも可能です。また、研究分野を新たに設定することも可能です。
分野1 放射性廃棄物管理
(キーワード:放射性廃棄物のキャラクタリゼーション、放射性廃棄物の処理 と固化、スラッジとスラリーの処理)
分野2 廃止措置のためのロボット及び自律システム
(キーワード:遠隔操作、遠隔検査、耐放射線性検出器、統合ロボティックスシ ステム、デジタルツイン技術、人工知能)
分野3 燃料デブリ材料
(キーワード:燃料デブリのキャラクタリゼーションと劣化、燃料デブリ挙動 のモデリング、放射性エアロゾルのキャラクタリゼーション)
分野4 廃止措置技術
(キーワード:モニタリング、その場修理、リスクマネジメント、先進的データ 解析・モデリング)
・採択予定件数:2件程度(※)
・研究期間:3年以内
・1課題当たり年間研究経費(間接経費を含む):2,000万円以内(※)
(※)令和5年度以降の予算状況等によっては、それ以降の各年度の実施経費の上限に変更が生じる可能性があります。詳細は、4.公募要領にあるHPを参照してください。
令和5年4月12日(水曜日)~ 令和5年6月15日(木曜日) 17時00分(厳守)
(府省共通研究開発管理システム(e-rad)を通じて、応募してください。
オンラインによる募集説明会を以下の通り開催します。
【第1回】令和5年4月19日(水曜日)14時~
【第2回】令和5年4月26日(水曜日)14時~
さらに、募集内容のオンデマンド配信も令和5年4月24日(月曜日)以降に下記リンク先にて公開予定です。
https://www.kenkyu.jp/nuclear/application/index.html
なお、本説明会へ出席しなくても応募は可能です。
令和5年7月~8月
令和5年11月以降
以下のホームページから募集要項等の関連資料を入手し、詳細をご確認下さい。
公募情報(※日本原子力開発機構 廃炉環境国際共同研究センター)(※ウェブサイトへリンク)
公開情報(※英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業)(※ウェブサイトへリンク)
研究開発局 原子力課 福島廃炉研究開発推進室(03-6734-4571)