令和4年度「英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業」における新規採択課題の公募開始に関するお知らせ ー国際協力型廃炉研究プログラム(日英原子力共同研究)ー

令和4年4月7日

英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業の令和4年度新規採択課題について、日本原子力研究開発機構が4月7日から公募実施中ですので、お知らせします。

1. 事業概要

  文部科学省では、平成27年度から「英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業(以下「英知事業」という。)」を実施しています。この事業は、国内外の英知を機関や分野の壁を越えて融合・連携させることにより、東京電力ホールディングス株式会社福島第一原子力発電所の廃炉現場の課題解決に資する基礎的・基盤的研究及び人材育成を推進するものです。

2. 公募概要

○国際協力型廃炉研究プログラム(日英原子力共同研究)

 東京電力福島第一原子力発電所の廃炉の加速に資することを目的として、日英の様々な分野の研究が融合・連携し、幅広い知見を集めて研究開発を推進するため、以下のテーマで公募を行います。
 
【テーマ】先進廃炉科学研究(Joint research on advanced nuclear science including decommissioning relevant to Fukushima and Sellafield)
 
 
本プログラムでは、日英両国にとってメリットとなる関係を構築するため、日英の研究者が連携して日英両国のニーズを擦り合わせた共同研究課題を設定してください。
共同研究課題の設定においては、原則として、以下の4つの分野からキーワードを参考に研究分野を選定してください。複数の研究分野を選定することも可能です。また、研究分野を新たに設定することも可能です。
 
分野1 放射性廃棄物管理(キーワード:放射性廃棄物のキャラクタリゼーション、放射性廃棄物の処理と固化、スラッジとスラリーの処理)
分野2 廃止措置のためのロボット及び自律システム(キーワード:遠隔操作、遠隔検査、耐放射線性検出器、統合ロボティックスシステム、デジタルツイン技術)
分野3 燃料デブリ材料(キーワード:燃料デブリのキャラクタリゼーションと劣化、放射性エアロゾルのキャラクタリゼーション)
分野4 廃止措置技術(キーワード:モニタリング、その場修理、リスクマネジメント、先進的データ解析・モデリング)
 
 
 
・採択予定件数:2件程度(※)
・研究期間:3年以内
・1課題当たり年間研究経費(間接経費を含む):2,000万円以内(※)
 
 (※)令和4年度以降の予算状況等によっては、それ以降の各年度の実施経費の上限に変更が生じる可能性があります。

3. スケジュール

○提案書類受付期限

 令和4年4月7日(木曜日)~ 令和4年6月16日(木曜日) 17時00分(厳守)
  (府省共通研究開発管理システム(e-rad)を通じて、応募してください。

○募集説明会

 新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からオンラインによる募集説明会を以下の通り開催します。
【第1回】令和4年4月14日(木曜日)14時~
【第2回】令和4年4月21日(木曜日)14時~
さらに、募集内容のオンデマンド配信も令和4年4月28日(木曜日)以降に下記リンク先にて公開予定です。
第1回公募説明会(※ウェブサイトへリンク)
第2回公募説明会(※ウェブサイトへリンク)
オンデマンド配信(※ウェブサイトへリンク)

なお、本説明会へ出席しなくても応募は可能です。

○課題審査(書類審査、ヒアリング審査)

 令和4年7月~9月

○事業開始

 令和4年11月以降

4.募集要項

 以下のホームページから募集要項等の関連資料を入手し、詳細をご確認下さい。
   公募情報(※日本原子力開発機構 廃炉環境国際共同研究センター)(※ウェブサイトへリンク)
   公開情報(※英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業)(※ウェブサイトへリンク)

お問合せ先

研究開発局 原子力課 福島廃炉研究開発推進室(03-6734-4571)