「富岳」Society 5.0推進利用課題の公募について

令和3年9月9日

「富岳」は、総合科学技術・イノベーション会議における中間評価(平成30年11月)等により、Society 5.0の実現に貢献することが求められています。Society 5.0の実現に資する成果を、富岳を用いて早期に創出すること、Society 5.0時代にスーパーコンピュータに期待される新たな役割も念頭に、Society 5.0を担う潜在的なスパコンユーザーへの利用拡大を図ることを目的として、令和3年9月15日より「富岳」Society 5.0推進利用課題の公募を開始します。

公募の詳細は、添付のSociety 5.0推進利用_公募要領(PDF)をご覧ください。

1. 対象とする研究課題

  • サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、Society 5.0の実現を目指す課題。
  • Society 5.0の実現には、個々の事象のシミュレーションにとどまらず、総合的なアプローチが求められることから、産学官の連携(コンソーシアム等)の取組を重視する。
  • 政府の戦略において、重点分野として位置づけられている取組を重視する。(例えばAI戦略では 1 健康・医療・介護、2 農業、3 国土強靭化、4 交通インフラ・物流、5 地方創生(スマートシティ)が重点分野とされている。)
  • 効果的な課題実施のため、他の国や自治体、企業のプロジェクト等との連携が期待される。(例えば、他プロジェクトで構築されたデータベースを活用する、他プロジェクト等で実施されている内容を更に発展させる等。国のプロジェクトであれば、AI戦略、元素戦略等に沿った取組や戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)等に採択されているプログラム等。)
  • 「富岳」の機能・性能を有効に活用する計算機利用であること。特にSociety 5.0の実現に資する、新たな計算機の利用方法を重視する。(シミュレーションとAIの両方の手法を活用、リアルタイムデータの活用、Society 5.0を想定した富岳の新しい利用形態(富岳クラウド等)の活用等)

なお、本課題は、近い将来の社会実装を見据えている観点から、課題開始から3年後の時点までに社会実装を目指すことが求められることに留意してください。また、研究費は支給されないことにも留意してください。

2. 公募要領・審査基準・申請様式・参考資料

3. 事業内容に関するお問い合わせ

文部科学省 研究振興局 参事官(情報担当)付 計算科学技術推進室
〒100-8959 東京都千代田区霞が関3‐2‐2
E-mail:hpci-con@mext.go.jp 
Tel:03-6734-4275
 

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(文部科学省研究振興局参事官(情報担当)付計算科学技術推進室)