令和3年6月30日
文部科学省では「令和3年度研究開発施設共用等促進費補助金ナショナルバイオリソースプロジェクト(情報センター整備プログラム)」について、公募を開始します。
令和3年6月18日(金曜日)~令和3年7月7日(水曜日)12時00分(厳守)
NBRPは、ライフサイエンス研究の基礎・基盤となるバイオリソース(研究開発の材料としての動物・植物・微生物の系統・集団・組織・細胞・遺伝子材料等及びそれらの情報)について収集・保存・提供を行うとともに、バイオリソースの質の向上を目指し、保存技術等の開発、ゲノム等解析によるバイオリソースの付加価値向上により時代の要請に応えたバイオリソースの整備を行うものです。また、バイオリソースの所在情報等を提供する情報センター機能を強化することとしています。
NBRPでは、上記の目的に適った収集・保存・提供や技術開発等を行うため、(1)中核的拠点整備プログラム、(2)ゲノム情報等整備プログラム、(3)基盤技術整備プログラム、(4)情報センター整備プログラムの4つのプログラムを設け、各プログラムが連携を図りつつ実施しています。
公募プログラム名 | 事業経費の規模 | 実施予定期間 | 採択課題予定数 |
---|---|---|---|
情報センター整備プログラム「外部検証促進のための人材育成等」 | 1課題当たり年間10,000千円程度 | 令和3年度~令和8年度 | 1課題程度 |
※第4期NBRPは本年度で事業期間が終了となります。そのため、令和4年度以降は、次期のNBRPが実施される場合に限り実施可能となりますので、ご留意ください。
※事業経費の規模に一般管理費は含みます。一般管理費とは、事業費に対して一定比率(10%以内)で手当され、当該補助事業の実施に伴う実施機関の管理等に必要な経費として、実施機関が使用する経費のことです。
情報センター整備プログラムは、中核機関等において整備されるバイオリソースの所在情報や遺伝情報等のデータベースの構築及びホームページ等を通じたNBRPの広報活動等を整備・強化するものです。(以上の課題の代表機関は情報・システム研究機構にて実施中です。)
今年度は、本プログラムの一環として、NBRPにおいて多くの動物リソースを提供していることを踏まえ、大学や研究機関等における動物実験の適正な実施に資するため、外部検証促進のための人材育成等について公募します。
動物実験の実施に関する国の基本指針等では、「各研究機関等の長は、基本指針への適合性に関し、自己点検及び評価を行うとともに、当該機関以外の者による検証(外部検証)を実施することに努めること」とされています。研究機関等における外部検証の実施を促進するため、具体的には、次の事項を行うことを求めます。
(1)外部検証を行う専門家の育成を目的として講習会を開催する。講習会は模擬訪問調査等の実地検証を含むものとする。
(2)動物実験を実施している各研究機関を対象とした外部検証の説明会を実施する。説明会に併せて個別相談会を行い、外部検証の実施を促進する。
(3)各研究機関を対象とした、適正な動物実験に関する説明会・講習会を実施する。
(4)外部検証を行う専門家の育成にあたっては、本事業の実施期間に、動物実験を実施している大学・研究機関等の外部検証が実施可能な人数の専門家を育成するとともに、育成した人材による外部検証を推進することを目的として、前項の人材育成、説明会実施についての適切な数値目標を設定するとともに、調査・報告も含めた全体計画を立案するものとする。また、見込まれる外部検証の実施件数についても参考として計画に記載する。
(5)本事業において申請できる経費は、(1)~(3)の取組に係る経費のみを計上するものとする。外部検証の実施に係る経費には、使用できない。外部検証は、外部検証を受ける研究機関から適切な料金を徴収して行うこととする。
(1)公募期間
令和3年6月18日(金曜日)~令和3年7月7日(水曜日)12時00分(厳守)※1, 2
※1 府省共通研究開発管理システム(以下「e-Rad」という)への登録において行う作業については、e-Radの利用可能時間帯のみですのでご注意ください。
※2 全ての提案書類について、期限を過ぎた場合には一切受理できませんのでご注意ください。
また、提出後の提案書類の差し替えや修正は認められません。
(2)審査スケジュール
(a)提案書類の提出期間:令和3年6月18日(金曜日)~令和3年7月7日(水曜日)12時00分
(b)書面審査:令和3年7月中旬(予定)
(c)ヒアリング審査:令和3年7月下旬(予定)※3, 4
(d)採択可否の通知:令和3年8月上旬(予定)
※3 ヒアリングを実施する場合は、事前にEメールにて御連絡します。
※4 採択対象となった課題の「課題管理者」に対しては、交付申請時にヒアリング審査結果を踏まえた計画の修正を求めることや、条件を付すことがあります。これらの場合においては、計画の妥当性について、再度検討を行う可能性があります。
本公募では公募説明会を実施いたしません。
公募要領等の関係資料は、下記よりダウンロードしてください。
研究振興局 ライフサイエンス課
学術/バイオリソース担当
メールアドレス: life@mext.go.jp