令和2年度第2次補正予算「先端研究設備整備補助事業(研究活動再開等のための研究設備の遠隔化・自動化による環境整備)」の採択機関の決定について

令和2年7月10日

このたび、令和2年度第2次補正予算「先端研究設備整備補助事業(研究活動再開等のための研究設備の遠隔化・自動化による環境整備)」の採択機関を決定しましたので、お知らせします。

1.事業の趣旨

研究者からのニーズの高い、各大学等が現在保有している共用研究設備に対して、遠隔利用や実験の自動化を推進するための設備・機器の追加等(既存の研究設備の高度化等)を支援することで、学生・教職員等を新型コロナウイルス感染症の脅威から守りつつ、研究活動の円滑な実施を図る。

2.審査の経緯

(1)公募の実施

令和2年5月28日~令和2年6月18日の期間に公募を実施し、計91機関から提案がありました。
 

(2)審査の実施

外部有識者による「先端研究設備整備補助事業(研究活動再開等のための研究設備の遠隔化・自動化による環境整備)採択審査会」(別添1)にて書類審査を実施し、採択機関を決定しました。

(3)審査の基本的考え方

・ 91件もの多くの提案があったところ、公募要領に記載の「共用体制」「利用ニーズ」「即効性」「事業の実施効果」の4つの観点に基づき専門家の審査委員が審査。

・ その際、特に、「3つの密」を防ぎつつ、早期に研究活動を再開・継続できる環境を整備するとの事業趣旨を踏まえ、「即効性」の観点から、遅くとも年内に、導入予定設備の運用開始が可能と見込まれるものに補助対象は限定。
 その上で、本事業の趣旨・目的に合致する設備が補助対象とされた。

・ なお、審査委員の評価点に基づき、高評価の機関については、これら条件を満たす全ての設備が補助対象とされ、それに準ずる機関については、機関の応募書類に記載された優先順位を考慮しつつ残りの予算額を配分。

 

3.審査結果の概要

応募機関数:91機関
採択機関数:30機関

採択機関名:

【国立大学:23】
北海道大学、東北大学、秋田大学、山形大学、筑波大学、群馬大学、東京大学、東京医科歯科大学、東京農工大学、東京工業大学、電気通信大学、
長岡技術科学大学、金沢大学、信州大学、岐阜大学、名古屋大学、名古屋工業大学、大阪大学、神戸大学、山口大学、長崎大学、熊本大学、鹿児島大学

【公立大学:1】
名古屋市立大学

【私立大学:3】
慶應義塾大学、早稲田大学、藤田医科大学

【高専:1】
奈良工業高等専門学校

【大学共同利用機関:2】
自然科学研究機構、高エネルギー加速器研究機構

(別添1)先端研究設備整備補助事業(研究活動再開等のための研究設備の遠隔化・自動化による環境整備)採択審査会の委員名簿(PDF:57KB)

お問合せ先

科学技術・学術政策局 研究開発基盤課
メールアドレス:kibanken@mext.go.jp

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(科学技術・学術政策局 研究開発基盤課)