文部科学省では、これからの時代に社会で活躍するために必要な力を育むための教科横断的、探究的な学びなど子供の新たな学びや、多様な専門性を有する人材の教師への入職を推進しております。
教師は次世代の我が国、地域社会を創る子供たちを育成する重要な職であります。多様な分野から学校の指導体制に加わっていただきたいと考えております。他方、教員採用選考については各自治体がそれぞれで行っていることもあり、これまで十分な情報提供ができておらず、実際の採用・入職に結びついていないことも多いのではないかと懸念しているところです。
そこでこの度、文科省が昨年度に立ち上げた、各自治体の教員採用に関する情報や、教師の仕事にまつわる情報などを集約したポータルサイトを御紹介させていただきます。なお当該ポータルサイトには、採用選考に関する情報以外に、「教職を目指す社会人向け学習コンテンツ」を掲載しており、独立行政法人教職員支援機構が教職未経験者向けに公開している「基礎的研修シリーズ」等を動画で御覧になれます。教職を目指される際、是非御活用ください。
各自治体の教員採用についての情報収集に、ポータルサイトをご活用いただけますと幸いです。これまでの職歴との関係で情報、水産、工業など各種専門資格をお持ちの方であれば、社会人向け特別選考として、試験の一部免除や加点措置を行うという自治体も多くございます。
(例)宮崎県…3級以上の海技士(水産・漁業)の海技免状を所有していることなどを条件に、1次試験(筆記試験)で加点
教員免許をお持ちでない方でも、各種専門資格等をお持ちの方であれば、特別の選考の対象として、採用選考を受けられるだけでなく、試験が一部免除されるなどの取組を行っている自治体もございます。
(例)茨城県…正規職員として民間企業や官公庁で継続して36月以上の勤務経験があり、出願する教科に関して大学卒業程度以上の高度な専門的知識又は技能(技術士、一級建築士等)を有していれば、一次試験(筆記試験)を免除
部活動指導員は、学校の教育計画に基づき、部活動の技術的な指導や大会への引率等を行うことを職務としており、県や市によって採用される学校職員で、入職に際して教員免許を取得している必要はございません。部活動指導員は市町村教育委員会など学校設置者において募集されておりますので、採用情報については県や市など、各設置者のホームページ等をご参照ください。
総合教育政策局教育人材政策課
電話番号:03-5253-4111(代表)(内線2456)
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