独立行政法人国立文化財機構理事長の公募結果について

 文部科学省では、「独立行政法人等の役員人事に関する当面の対応方針について」(平成21年9月29日閣議決定)に基づき、独立行政法人国立文化財機構理事長の公募を実施しておりましたが、このたび以下の者を選任いたしましたので、お知らせいたします。

1 選任された者

島谷 弘幸(67歳)

2 前(現)職

国立文化財機構理事・九州国立博物館長

3 選任理由

 本法人は、博物館を設置して有形文化財を収集し、保管して公衆の観覧に供するとともに、文化財に関する調査及び研究等を行うことにより、貴重な国民的財産である文化財の保存及び活用を図ることを目的としている。
 そうした組織にあって、本ポストには、そのミッションとして、本法人を代表し、法人全体の運営業務を総理するとともに、国民的財産である文化財の保存と活用をより一層効率的かつ効果的に推進することが求められる。
 本件公募に対しては、14人の応募があり、選考委員会による書類選考で2人に絞られた候補者について、選考委員会が面接を行った上で、特に適任であるとの評価を得た1人及び絞り込む前の候補者の情報を文部科学大臣に提示し、その評価結果を参考にしつつ、最終的に文部科学大臣が島谷弘幸氏を選任したところである。
 任命理由は、島谷氏はこれまで文化財に関する職務経験及び学術的な業績、文化財に関する調査研究歴や管理的経験が豊富であるとともに、これらの職歴に加え、文部科学省の教科書検定委員、文化庁での鑑査会議委員、文化審議会文化財分科会会長や博物館部会部会長などを歴任し、国の教育・文化政策全体に対して高い識見を有しており、職務内容書で必要とされる能力、経験を十分に有していることが、選考委員会による書類選考及び面接を通じて高く評価されたことによるものである。
 特に、同人はこれまでの博物館勤務で、専門である書の研究及び特別展や海外展を数多く担当したほか、九州国立博物館の館長及び法人の理事として組織の管理運営及び職員の育成等に尽力した経験や、組織を代表して地方及び海外の博物館等の様々な機関と交渉した経験などを有しており、これまでの研究実績や職歴に基づく実務経験を活かした今後の取り組みへの意欲も伺え、文部科学大臣もそうした能力と情熱に大いに期待しているところである。
 

4 任期

令和3年4月1日~令和8年3月31日

5 選考委員会

選考委員会のメンバーの属性は以下のとおり

  • 公認会計士   1名
  • 弁護士      1名
  • 大学教授    2名
  • 団体役員    1名

         計  5名

お問合せ先

大臣官房人事課

廣、玉城
電話番号:03-5253-4111(代表)(内線2134)
メールアドレス:jinjinin@mext.go.jp

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